緊張型と片頭痛の混合型頭痛｜４０代女性｜整体

頭痛の症例です。はじめは気圧の変化に伴って起きていた頭痛が、途中からはストレスなどの因子によっても感じるようになってしまった女性の症例について分かりやすく解説していきます。

頭痛についての解説

利用者

４０代女性　

お悩み

頭痛

その他のお悩み

肩こり

過去に受けていた施術

整体、鍼灸施術

主な施術ポイント

体幹部のねじれ(胸郭の歪み)

施術内容と経過

<ヒアリング> 一年前から天気などの外的要因によって頭痛を感じるようになった。 その後、疲労時やストレスを感じた時などにも頭痛が出るようになり、最近では天候に関わらず症状が出てしまう。 肩がこったり、気持ちが不安定になったり、ご自身では自律神経の乱れが原因なのではと感じている。
<検査> ・前方から見た時の胸郭の位置が右方にズレている。 ・上肢の緊張(力が抜けない) ・横隔膜 ・胸部の硬さ
<施術> 上記のズレや硬くなっているところを緩めるように施術を行う。 いつも緊張していて力が抜けないような状態になってしまっているので、全身の緊張の緩和を行う。 初回の施術では、組織の柔らかさはでたものの、ご本人の力が入ってしまう感じはまだ全快はみられない。 横隔膜や自律神経に関連する呼吸法についてお伝えして初回は終了。
【２回目】 なかなか時間が取れず２週間後の来店。 施術後の体の軽さは感じたが、頭痛は気候に関係なく今回も感じた。 前回同様、背部～上肢の緊張をとれるようにアプローチ。
【３回目】 １週間後来店。 気候に関わらず出ていた頭痛は今回は感じなかったが、悪天候の際に一回頭痛を感じる機会があった。 前回分の施術に加えて頭蓋骨の調整を行う。
【４回目】 １週間後来店。 低気圧の際に頭痛が出そうな感じがあったが、出なかった。
【５回目】 １週間後来店。 ここ１週間は調子が悪く、２～３日は頭痛に見舞われた。
【６～７回目】 １週間おきに来店。 頭痛は感じずに調子よく過ごせた。 これまでの施術時に比べて上肢の力がうまく抜ける状態になっている。
【８～１０回目】 ２週間おきに来店。 各週で頭痛出そうになったが出なかったり、調子良かったりと回復傾向で来ているがあと少しで安定しそうな感じ。 【１１回目】 ２週間後来店。 その後に頭痛は出ておらず、快適に過ごせている。 調子が良いのでつい動きすぎてしまい、たまに疲労を感じることがあることがあるとのこと。 頭痛の症状も安定してきているので、今後は関連する部位の調整を引き続き行いさらに状態を安定させていく。

考察

今回は緊張型頭痛と片頭痛の混合パターンでした。 最初は天候の変化に伴って起きるところから始まり、次第にストレスなどの外的要因にも反応してしまうような状態になりました。 頭痛の場合、肩や首と関連する機会が多いですが、ほとんどの場合それだけでは足りません。 その肩や首が悪くなってしまう原因がその他の部位にあるかもしれないからです。 今回のケースでは胸郭の歪みが肩首や頭痛のポイントになりました。 こちらの方は何かと心配になってしまう不安症の傾向があり、そういった場合ストレスは過剰に感じることにもつながります。 状態を把握したうえでの検査やご本人へのご説明、当店ではこれを徹底して行い治癒に導きます。

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