産後の骨盤矯正はいつまでに?
Contents
・なるべく早期に!
産後の骨盤矯正などの産後ケアは、時期が早ければ早い方が良いです。 それがどのくらいかというと、産後体調さえ落ち着いていれば退院してから
すぐにでもケアを開始した方がいいのです。
もちろん、ケアならなんでもいいというわけではありませんが
そちらについては今回の記事では割愛させていただきます。
え〜、私もう1年半経っているから手遅れなの・・・
とがっかりしたあなた
落ち込むのはまだ早いです。
とりあえず最後まで読んでみてください。
・産後骨盤矯正=6ヶ月までが勝負?
![](https://seitai-taro.com/wp-content/uploads/2018/04/f36d3f11bbe26a01d41d6cec0296101a_s.jpg)
これについては時期やその人によって状態が違います。
よく6ヶ月が勝負とインターネットなどで書かれていますが
実は6ヶ月ではすでに遅いことだってあります。
・産後の骨盤ってどんな状態なの?
![吹田 美容鍼 顔](https://seitai-taro.com/wp-content/uploads/2017/08/efb0a7cb6f818fdbbe0825c584a2dbba_s.jpg)
まずは産後の骨盤の状況をしっかり理解しておくことで、あなたの今後のケアへの意識は 変わっていくと思います。
分娩方法にもよって変わりますが、ここでは経腟分娩の場合でご説明していきます。
【ホルモンの影響で緩む】
妊娠中に赤ちゃんにスペースを譲ったり、分娩の際にスムーズに出産できるように関節などが緩みます。
【分娩によって引き伸ばされる】
分娩時の圧力によって骨盤の周辺組織は引き伸ばされてしまいます。 結合組織と呼ばれる靭帯などの組織や筋膜、骨盤底筋などの筋肉が伸ばされることになります。 それに伴い、ひどい方の場合3倍以上にも引き伸ばされるようです。
・産後は緩む必要はありません
産後はもう赤ちゃんにスペースを譲ったり分娩の必要がないので徐々に緩んだものは元の通りに固まってきます。
この固まってくる段階がポイント。
この固まり始めが、一般的には半年などと言われていますが、私の臨床経験ではかなり個人差があります。
速い人で1〜2ヶ月では安定してきます。
遅い人では2年経っても緩さが残っているケースがあります。
・固まり方が重要になります
![吹田 整体 産後骨盤矯正](https://seitai-taro.com/wp-content/uploads/2017/10/img1d580479c7b683b3a4423b536dae6792_s.jpg)
引き伸ばされて緩んだ状態からの固まり方、これが重要になります。 ある程度筋力がある方や姿勢バランスが良い方、自然治癒力の高い方は自然に 産前の状態に戻ることがありますが
ほとんどの場合はそのままの状態です。
そのままの状態だとグラグラしています。
あなたも同じように、産後に歩くとグラつくような感覚があったのではないでしょうか?
そのままの状態だと困るので、組織が隙間を埋めるという機能が人間には備わっています。
その緩んだ部分に細胞がやってきて間を埋めていくのです。
つまり、そのままの状態で固まってしまうのです・・・。
・そっか…じゃあやっぱり手遅れか…
![](https://seitai-taro.com/wp-content/uploads/2017/11/img2adecf8fbb0cd19d05356ad3d9e8c44b_s.jpg)
今更もう遅いか・・・とがっかりしたあなたにも まだ諦めて欲しくない理由があるのでごらんください。
その理由は二つあります。
【その1】個人差がある、ということ
固まるのが速い人もいれば遅い人もいます。
ですから遅い方の場合は、まだ望みがあるということなんです。
【その2】骨盤以外にも回復するところはたくさんある
ここまでは骨盤に関するお話でした。
しかし、産後に変化するのは骨盤だけではないのです。
あなたのお悩みはなんですか?
ポッコリお腹
産後からの腰痛
足が太くなった気がする
産前のズボンが入らない
体重がなかなか落ちない
産後からなんとなく体調が悪い
こんなところではないですか?
結論から言うとこれらの悩みは産後しばらく時間が経過していても回復できることが多いです。
産後に変化するのは、骨盤以外にも
筋肉や骨格のバランス、内臓下垂などによる機能低下など
挙げだしたらキリがありません。
これらを改善に導くと上記のような症状は回復が期待できます。
・回復するために重要なこと
![](https://seitai-taro.com/wp-content/uploads/2018/02/ab2d596dfcf2a7a6cf4f70e1eb890ea0_s.jpg)
回復するために重要なことは
正しい知識を得ること
正しく体を整えること
正しくトレーニングをすること
・最終的に、いつまでできるの?
お待たせしました。 お答えします。
『いつまででも』
これは何もいつまででも当院に来てくださいと言う意味で書いているのではありません。
・将来困らないために
![](https://seitai-taro.com/wp-content/uploads/2018/04/ab8533928694ef817e384178bee3c66b_s.jpg)
妊娠中や産後尿もれがあった方が更年期以降に尿もれで悩む確率はかなり高確率になると ある産婦人科の先生がおっしゃってました。
尿もれ以外にも私が更年期以降の女性を施術していていつも思うのがこれは産後しっかり
回復しなかったから今の症状が起こっているんだなということです。
今、将来のことなんて考えられないかもしれませんが、今の行動が未来を作ります。
そして特に女性の場合は、美しくあることが機能的にも見た目的にも重要となります。
・実際に回復している方がいます
![吹田 整体 腰痛](https://seitai-taro.com/wp-content/uploads/2017/07/b889b2cd5b411eb4a2ccdef26a48c971_s.jpg)
当院にも産後何年も経っている方々が来院されていますが、やるべきこときっちりしていれば ほとんどの方は現状よりもグングンと回復していきます。
暴飲暴食など、生活習慣がボロボロの方は除きますが・・・
・まとめ
少し長くなりましたので、この記事でお伝えしたいことをまとめます。
産後のケアはできるだけ速い方がベスト。
ですが、いつまででもケアするべきところは残っています。
正しい知識と回復方法を知り、身につけましょう。
イメージをお伝えすると
産後やるべきことが10あるとしたら
産後すぐだと10できます。
時間がたてば経つほど
10できることが7になり6になり・・・
といった感じです。
あなたはこの残りの7や6を放っておきますか?
それともしっかりと向き合い、回復させますか?
関節リウマチによるケースも
出産後は同じような関節痛の症状で稀に関節リウマチに罹っているケースがあります。 片側だけでなく左右両側に症状を感じたり、手指の関節も同時に痛むケースでは 念のため整形外科などの医療機関を受診されることをオススメします。(血液検査等)
リウマチが陰性だった場合、施術を行うことで症状の回復スピードが上がりますので
お早めにご相談いただければと思います。
【記事作成者 整体太郎と鍼灸花子(吹田市江坂)】