妊娠24週の逆子が改善｜30代　女性｜マタニティ整体

妊娠22週時の検診で逆子と判明。整体とエクササイズのみで逆子が改善していくまでの事例紹介です。逆子体操は合う方、合わない方がいます。
なぜ改善まで導けたのか、必要な治療のポイントを踏まえ解説していきます。

<利用者>

30代女性

<お悩み>

・逆子

<過去に受けていた施術>

なし

<主な施術ポイント>

呼吸の調整、骨格調整、循環の改善
腹部の調整

<ヒアリング>

妊娠22週での検診で逆子と判明し逆子対策は逆子体操のみ行っている。

妊娠初期から腰痛で悩んでおり、
動くとお腹の張りが出やすい。

<状態>

・骨盤は左方向に偏っている。(抱っこの癖)
・左腰殿部痛
・胎児のポジションは右側寄り。
・お腹張り(+)
・胎動は感じる事ができる。

<施術>

【1回目】
・お腹の張りを取るため頸部の調整
・胎動の確認
・上部胸椎の詰まりに対する関節調整
・骨盤の調整
・左中殿筋、ハムストリングの筋緊張を取る。

お腹の張りを取る為、頸部の調整を行いました。

お腹の張りがある方、すぐに張ってくる方は
出血や強い痛みを伴わない限り頸部の緊張が原因で張るケースがあります。

(出血、強い痛みがある場合は早期に病院を受診して下さい。)

また、胸椎・肋骨・肋椎の関節調整で背部の緊張を取りました。

また、左中殿筋に硬くなったポイントがあった為、
側臥位(横向き)で柔くなるまで取りました。

逆子体操は疲労面や腰の状態を考えると適していないので指導しておりません。

かわりに背骨-骨盤のエクササイズとして、
キャット&カウ(呼吸法を用いて)を指導。

【2回目】

1週間後来院、胎動が増えてきたとの事。

腰痛も軽減しており、お腹も張り感も減っておりました。

検診でのエコー検査では、逆子が治っておらず
引き続き1回目同様の治療を行いました。

エクササイズも前回と同様に指導しました。

【3回目】

1週間後、検診でエコー検査を受けてきた結果、
逆子が改善していたとの事でした。
また逆子になる可能性もあるので、エクササイズを継続して頂きました。

特にキャット&カウを行うと左の腰殿部痛が
マシとの事。

1週間後来院、予定日近くまではこのペースでメンテナンスを行っていく予定。

<考察>

逆子の治療のポイントは、お腹の中のスペースを確保する事と血液循環を改善する事です。

特に、お腹の張りがある状態では、子宮の中で胎児は窮屈で動けません。

逆子になりやすい時期では、胎動をよく感じる時期です。それだけ胎児は動く為、スペースはしっかり確保しましょう。

＊全てが方が該当するとは限らないので1人1人カウンセリングを行い、治療を進めていく事をおすすめします。

【施術担当・記事作成者　脇内】