2023年12月12日 火曜日
ぎっくり腰から続く腰痛が改善|20代 女性|整体
2年前のぎっくり腰を再発してから腰の痛みに悩まされていた患者さんが改善した事例です。荷重バランスの偏りの調整と原因部位の硬結をとりきることで患部の負担が軽減し、腰痛がない症状を継続できるまで改善していきました。
<状態> ・身体全体のバランスが右荷重、踵重心 ・右の仙腸関節部に硬結あり ・胸椎後弯・肩甲骨の位置が外転位
<施術> 【1回目】 施術内容 体全体のバランスを検査すると、右荷重で踵重心でした。 また、ぎっくり腰で痛む場所(右の仙腸関節周囲)には硬結があり、 この硬結が原因で時々痛みが出ていたと考え、 まずは仙腸関節周囲の硬結のリリースと 仙腸関節への負担軽減のために荷重バランスの調整を行いました。 ・右中殿筋・大腿筋膜張筋のリリース ・右ハムストリングス・足底筋膜のリリース ・仙腸関節調整
肩の状態を検査すると肩甲骨外転位で胸椎の後弯が強く、 猫背の状態のため肩の筋緊張が出やすくなっていたと考え、まず胸椎の調節を行いました。 ・胸椎調整
セルフケアとしてハムストリングスのストレッチ指導、荷重の位置の指導、座り方の指導を行いました。
【2回目】2日後来院 状態:右の仙腸関節部の痛みは変わらず 施術内容 前回と同様の施術を行う セルフケアとしてハムストリングスの運動指導を行う。
【3回目】6日後来院 状態:右仙腸関節部の痛み10段階中5、寝る時にしっくりくるポジションを探して寝つきが悪い、 寝違えで右を痛めてしまった 評価:右仙腸関節部の硬結が限局的に、肩甲骨外転位、右肩甲挙筋の筋緊張あり 施術内容 前回と同様の施術と仙腸関節部の硬結部をピンポイントでリリース、 肩甲骨の位置の調整と右肩甲挙筋のリリースを行う
【4回目】7日後来院 状態:右仙腸関節の痛み10段階中1~2、すんなり寝れるようになった、右首の痛みなし 評価:右仙腸関節の硬結軽減、肩甲骨外転位 施術内容 前回と同様の施術を行う セルフケアとして歩き方指導を行う
【5回目】10日後来院 状態:状態維持できている、肩こりが気になる 評価:荷重バランスの左右差ほぼなし、肩甲骨外転位あと少し残る 施術内容 肩甲骨の動きをより促すために肩甲骨周りの筋緊張をリリース セルフケアとして肩甲骨の運動指導を行う
【6回目】11日後来院 状態:痛みの頻度が少なくなった、長距離を歩いてみたら膝の前が筋肉痛になった 評価:肩甲骨外転位あと少し残る 施術内容 前回同様の施術とハムストリングスのリリースと足関節の調整を行う セルフケアとしてハムストリングスの活性エクササイズ指導を行う
【7回目】14日後来院 状態:たまに痛みが出ても寝たら治るようになった、歩いたときの膝前の痛みなし 評価:肩甲骨の位置正常に、右荷重感少しあり 施術内容 右荷重のバランスを調整 セルフケアとして仕事中の姿勢指導を行う
【8回目】17日後来院 状態:痛み全くなし 評価:荷重バランス左右差なし 施術内容 前回同様の施術を行う
現在は3週間ごとにメンテナンスで来院されています。
<解説> 今回の患者さんは姿勢バランスの崩れによって痛みが出ていました。 来院されたときの荷重バランスが右荷重+後方重心で 右の仙腸関節周囲・殿筋・ハムストリングス・ふくらはぎ・足底が硬くなっており、 特に右の仙腸関節周囲の硬結が原因で痛みが出ていました。
施術では荷重バランスを整えるために右の下肢の筋肉の滑走をつけ、仙腸関節を調整、 痛みの原因となっている仙腸関節の筋硬結をとり除くことで腰の痛みがなくなっていきました。
また、後方重心の状態はハムストリングスが短縮して不活性となるため、 歩行時に前もも(大腿四頭筋)を使った歩行になり、歩行時に膝の上に痛みが出ていました。
施術ではハムストリングの短縮をリリースし、活性化するセルフケアを行うことで 歩行時にハムストリングが使えるようになり、歩行時の膝の痛みが消失していきました。
肩の状態を検査すると座位での姿勢が骨盤後傾+胸椎後弯+肩甲骨外転位となっており、 猫背で肩や背部の筋肉が伸長されており、肩こりになりやすい状態になっていました。
施術では肩甲骨の位置の調整、肩甲骨まわりの筋のリリース、 セルフケアとして座り方の指導と肩甲骨の運動指導を行い、 肩甲骨の位置が正しくなることで肩こりが軽減していきました。
個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません 【施術担当・記事作成者 高巣】
Contents
利用者
20代女性お悩み
・腰痛(ぎっくり腰になった所が時々痛い) ・寝ても疲れが取れない今回の症状で受けた施術
病院主な施術ポイント
・日常生活動作の改善 ・仙腸関節の調整施術内容と経過
<ヒアリング> お仕事は事務仕事で座りっぱなし、運動習慣は週3~4回30分のウォーキングを行っている。 2年前に右のぎっくり腰になり1か月前に再発し今も時々痛い、冬になると肩こりがひどくなる、 歩いていると膝の前が痛くなる、寝ても疲れが取れない、というのがお悩みで 体の歪みの改善、根本的に改善したいとのことで来院されました。<状態> ・身体全体のバランスが右荷重、踵重心 ・右の仙腸関節部に硬結あり ・胸椎後弯・肩甲骨の位置が外転位
<施術> 【1回目】 施術内容 体全体のバランスを検査すると、右荷重で踵重心でした。 また、ぎっくり腰で痛む場所(右の仙腸関節周囲)には硬結があり、 この硬結が原因で時々痛みが出ていたと考え、 まずは仙腸関節周囲の硬結のリリースと 仙腸関節への負担軽減のために荷重バランスの調整を行いました。 ・右中殿筋・大腿筋膜張筋のリリース ・右ハムストリングス・足底筋膜のリリース ・仙腸関節調整
肩の状態を検査すると肩甲骨外転位で胸椎の後弯が強く、 猫背の状態のため肩の筋緊張が出やすくなっていたと考え、まず胸椎の調節を行いました。 ・胸椎調整
セルフケアとしてハムストリングスのストレッチ指導、荷重の位置の指導、座り方の指導を行いました。
【2回目】2日後来院 状態:右の仙腸関節部の痛みは変わらず 施術内容 前回と同様の施術を行う セルフケアとしてハムストリングスの運動指導を行う。
【3回目】6日後来院 状態:右仙腸関節部の痛み10段階中5、寝る時にしっくりくるポジションを探して寝つきが悪い、 寝違えで右を痛めてしまった 評価:右仙腸関節部の硬結が限局的に、肩甲骨外転位、右肩甲挙筋の筋緊張あり 施術内容 前回と同様の施術と仙腸関節部の硬結部をピンポイントでリリース、 肩甲骨の位置の調整と右肩甲挙筋のリリースを行う
【4回目】7日後来院 状態:右仙腸関節の痛み10段階中1~2、すんなり寝れるようになった、右首の痛みなし 評価:右仙腸関節の硬結軽減、肩甲骨外転位 施術内容 前回と同様の施術を行う セルフケアとして歩き方指導を行う
【5回目】10日後来院 状態:状態維持できている、肩こりが気になる 評価:荷重バランスの左右差ほぼなし、肩甲骨外転位あと少し残る 施術内容 肩甲骨の動きをより促すために肩甲骨周りの筋緊張をリリース セルフケアとして肩甲骨の運動指導を行う
【6回目】11日後来院 状態:痛みの頻度が少なくなった、長距離を歩いてみたら膝の前が筋肉痛になった 評価:肩甲骨外転位あと少し残る 施術内容 前回同様の施術とハムストリングスのリリースと足関節の調整を行う セルフケアとしてハムストリングスの活性エクササイズ指導を行う
【7回目】14日後来院 状態:たまに痛みが出ても寝たら治るようになった、歩いたときの膝前の痛みなし 評価:肩甲骨の位置正常に、右荷重感少しあり 施術内容 右荷重のバランスを調整 セルフケアとして仕事中の姿勢指導を行う
【8回目】17日後来院 状態:痛み全くなし 評価:荷重バランス左右差なし 施術内容 前回同様の施術を行う
現在は3週間ごとにメンテナンスで来院されています。
<解説> 今回の患者さんは姿勢バランスの崩れによって痛みが出ていました。 来院されたときの荷重バランスが右荷重+後方重心で 右の仙腸関節周囲・殿筋・ハムストリングス・ふくらはぎ・足底が硬くなっており、 特に右の仙腸関節周囲の硬結が原因で痛みが出ていました。
施術では荷重バランスを整えるために右の下肢の筋肉の滑走をつけ、仙腸関節を調整、 痛みの原因となっている仙腸関節の筋硬結をとり除くことで腰の痛みがなくなっていきました。
また、後方重心の状態はハムストリングスが短縮して不活性となるため、 歩行時に前もも(大腿四頭筋)を使った歩行になり、歩行時に膝の上に痛みが出ていました。
施術ではハムストリングの短縮をリリースし、活性化するセルフケアを行うことで 歩行時にハムストリングが使えるようになり、歩行時の膝の痛みが消失していきました。
肩の状態を検査すると座位での姿勢が骨盤後傾+胸椎後弯+肩甲骨外転位となっており、 猫背で肩や背部の筋肉が伸長されており、肩こりになりやすい状態になっていました。
施術では肩甲骨の位置の調整、肩甲骨まわりの筋のリリース、 セルフケアとして座り方の指導と肩甲骨の運動指導を行い、 肩甲骨の位置が正しくなることで肩こりが軽減していきました。
個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません 【施術担当・記事作成者 高巣】