2023年11月14日 火曜日
左首のふとした時の痛みが改善|40代 女性|整体
左首のふとした時の痛みで悩まされていた患者さんが改善した事例です。局所だけでなく脊柱全体の可動性を出すことで首への負担が軽減し、その他の筋緊張を生み出す要素も取り除いていくことで首の筋緊張が改善し、姿勢も改善することでお悩みが改善していきました。
<状態> ・左僧帽筋の筋の膨隆あり ・脊柱の可動性の制限あり ・左頚背部(広背筋、脊柱起立筋、板状筋)の筋緊張あり
<施術> 【1回目】 施術内容 仕事での左荷重の姿勢から、左頚背部の筋緊張がとても強く、脊柱の可動性を検査したところ、 頸椎だけでなく、胸椎、腰椎の可動性も低下していました。 首を動かす時は頸椎だけでなく胸椎も連動して動くことで頸椎の負担が少なくなるため、 まずは頸椎と胸椎の可動性を出す施術を主に行いました。 ・頸椎・胸椎の関節調整 ・広背筋、脊柱起立筋、板状筋の筋緊張リリース
セルフケアとして左荷重を注意すること、胸椎の運動指導を行う。
【2回目】11日後来院 状態:左首の痛みがなくなった、右首の方が気になる 評価:脊柱の可動性向上、左僧帽筋の筋膨隆はあり 施術内容 ・前回と同様の施術と左上腕の筋緊張リリース、左咬筋の筋緊張のリリース、胸肋椎関節の調整を行う セルフケアとして腹式呼吸指導を行う。
【3回目】14日後来院 状態:右の首の痛みもなくなった 評価:左僧帽筋・左咬筋の筋緊張改善、肩甲骨外転位 施術内容 ・前回と同様の施術を行う セルフケアとして上腕の位置の指導を行う。
【4・5回目】それぞれ16日後、4日後来院 状態:首の痛みなし 評価:肩甲骨外転位、左脊柱起立筋・板状筋の筋緊張あり 施術内容 ・左脊柱起立筋・板状筋の筋緊張リリースを中心に行う
【6回目】10日後来院 状態:首の痛みなし、足の運びが楽になった 評価:肩甲骨外転位あと少し残る、左脊柱きわの筋緊張軽減 施術内容 ・脊柱・肋骨の関節調整、左広背筋・脊柱起立筋・板状筋の筋緊張リリース
【7回目】7日後来院 状態:調子良好 評価:肩甲骨の位置正常位に、左脊柱きわの筋緊張改善 施術内容 ・前回同様の施術を行う
現在は2週間ごとにメンテナンスで来院されています。
<解説> 今回の患者さんは、長年の仕事での姿勢によって左荷重のクセがつき、左の頚背部の筋緊張が強くなり、 それにともなって脊柱の可動性も低下していました。 首を動かす時は、頸椎だけでなく胸椎も連動して動くことで頚部への負担が軽減されます。 つまり首だけほぐして首の動きが改善されても、胸椎が動かないとまた痛みを繰り返してしまいます。
また、日頃から左でスマホを操作することもあり、左の上腕の筋緊張も強く、 左顎(咬筋)にも力が入りやすくなっていました(上腕から鎖骨、鎖骨から顎にかけて筋肉があるため)。 顎に力が入っていると、首や肩の筋緊張が抜けにくくなります。
施術では脊柱の関節を調整して可動域を出しつつ、 左の上腕、咬筋、頚背部の筋緊張をリリースして動きを出していきました。 長年の姿勢のクセで頚背部の筋肉の癒着が強く、筋肉の動きを出すのに回数がかかりましたが、 回数を重ねることでだんだん動きが出て、左右差が改善されると左荷重感が消失し、 痛みが出ない状態が持続しやすくなりました。 また、左の咬筋の筋緊張も改善することで、より首肩が脱力しやすくなりました。
首の痛みが主訴でしたが、局所以外の調節も重要です。 全体がバランスよく動くことで痛みが出ない状態を維持できるようになります。
個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません 【施術担当・記事作成者 高巣】
Contents
利用者
40代女性お悩み
・左首の痛み今回の症状で受けた施術
整形外科主な施術ポイント
・脊柱の可動域制限のリリース ・日常生活動作指導施術内容と経過
<ヒアリング> 左首がふとした時に痛み、整形外科ではストレートネックと言われた。 仕事が歯科衛生士のため日頃からのぞき込み、左に負担がかかる姿勢をしているため 左に力が入っているのはわかるが力を抜くことができない。 辛い症状の改善と体の歪みを改善したいとのことで来院された。<状態> ・左僧帽筋の筋の膨隆あり ・脊柱の可動性の制限あり ・左頚背部(広背筋、脊柱起立筋、板状筋)の筋緊張あり
<施術> 【1回目】 施術内容 仕事での左荷重の姿勢から、左頚背部の筋緊張がとても強く、脊柱の可動性を検査したところ、 頸椎だけでなく、胸椎、腰椎の可動性も低下していました。 首を動かす時は頸椎だけでなく胸椎も連動して動くことで頸椎の負担が少なくなるため、 まずは頸椎と胸椎の可動性を出す施術を主に行いました。 ・頸椎・胸椎の関節調整 ・広背筋、脊柱起立筋、板状筋の筋緊張リリース
セルフケアとして左荷重を注意すること、胸椎の運動指導を行う。
【2回目】11日後来院 状態:左首の痛みがなくなった、右首の方が気になる 評価:脊柱の可動性向上、左僧帽筋の筋膨隆はあり 施術内容 ・前回と同様の施術と左上腕の筋緊張リリース、左咬筋の筋緊張のリリース、胸肋椎関節の調整を行う セルフケアとして腹式呼吸指導を行う。
【3回目】14日後来院 状態:右の首の痛みもなくなった 評価:左僧帽筋・左咬筋の筋緊張改善、肩甲骨外転位 施術内容 ・前回と同様の施術を行う セルフケアとして上腕の位置の指導を行う。
【4・5回目】それぞれ16日後、4日後来院 状態:首の痛みなし 評価:肩甲骨外転位、左脊柱起立筋・板状筋の筋緊張あり 施術内容 ・左脊柱起立筋・板状筋の筋緊張リリースを中心に行う
【6回目】10日後来院 状態:首の痛みなし、足の運びが楽になった 評価:肩甲骨外転位あと少し残る、左脊柱きわの筋緊張軽減 施術内容 ・脊柱・肋骨の関節調整、左広背筋・脊柱起立筋・板状筋の筋緊張リリース
【7回目】7日後来院 状態:調子良好 評価:肩甲骨の位置正常位に、左脊柱きわの筋緊張改善 施術内容 ・前回同様の施術を行う
現在は2週間ごとにメンテナンスで来院されています。
<解説> 今回の患者さんは、長年の仕事での姿勢によって左荷重のクセがつき、左の頚背部の筋緊張が強くなり、 それにともなって脊柱の可動性も低下していました。 首を動かす時は、頸椎だけでなく胸椎も連動して動くことで頚部への負担が軽減されます。 つまり首だけほぐして首の動きが改善されても、胸椎が動かないとまた痛みを繰り返してしまいます。
また、日頃から左でスマホを操作することもあり、左の上腕の筋緊張も強く、 左顎(咬筋)にも力が入りやすくなっていました(上腕から鎖骨、鎖骨から顎にかけて筋肉があるため)。 顎に力が入っていると、首や肩の筋緊張が抜けにくくなります。
施術では脊柱の関節を調整して可動域を出しつつ、 左の上腕、咬筋、頚背部の筋緊張をリリースして動きを出していきました。 長年の姿勢のクセで頚背部の筋肉の癒着が強く、筋肉の動きを出すのに回数がかかりましたが、 回数を重ねることでだんだん動きが出て、左右差が改善されると左荷重感が消失し、 痛みが出ない状態が持続しやすくなりました。 また、左の咬筋の筋緊張も改善することで、より首肩が脱力しやすくなりました。
首の痛みが主訴でしたが、局所以外の調節も重要です。 全体がバランスよく動くことで痛みが出ない状態を維持できるようになります。
個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません 【施術担当・記事作成者 高巣】