2023年8月23日 水曜日
左首・肩・背中の痛みと呼吸の苦しさが改善|30代女性|マタニティ整体
妊娠してから睡眠がまとまって取れておらず、出かけることが多かった次の週から首・肩・背部の痛みと呼吸の苦しさで悩まれていた患者さんが改善した事例です。原因となっていた首・肩・背部の筋緊張をリリースし、呼吸がしやすいように胸郭の動きもつけたところ、睡眠がしっかりとれるようになり症状が改善していきました。
<状態> ・左の頚・肩・背部の筋緊張強い ・頸椎・胸椎・胸肋椎の可動性低下
<施術> 【1回目】 施術内容 妊娠してから睡眠の質が悪いことで疲労が蓄積+左を下にしてよく寝ることから 左側の筋の滑走が低下してより筋緊張が強くなったと考え、 まずは左の頚部・肩・背部・下肢の筋緊張のリリースと、 睡眠の質を高めるために、呼吸がしやすくなるよう 呼吸を妨げている脊柱と肋間筋の可動性の制限をリリースする施術を行う。
・広背筋・起立筋・後頭下筋の硬結をリリース ・脊柱・肋椎の関節調整 ・左の中殿筋・大腿筋膜張筋の筋緊張リリース
セルフケアとして寝る時の姿勢指導(左を下にしてばかり寝ないこと) 座り方指導と背部の筋肉のストレッチ指導
【2回目】2日後来院 状態:後頭部の痛みが残る、呼吸がしやすくなった 評価:左胸肋椎の可動域制限あり 施術内容 ・前回と同様の施術を行う
【3回目】5日後来院 状態:首がピキッとなって頭痛が出た 評価:頸椎1番・左胸肋椎の可動域制限あり、咬筋の緊張あり 施術内容 ・引き続き前回と同様の施術と咬筋の筋緊張をリリース セルフケアとして脊柱の動かし方指導
【4回目】7日後来院 状態:頭痛が残る、よく歩いてお尻に痛みあり 評価:頸椎・左胸肋椎の可動性向上、後頭部の筋緊張あり 施術内容 ・引き続き前回と同様の施術と後頭部の頭皮の筋緊張をリリース
【5回目】6日後来院 状態:頭痛あるがまし、臀部の痛みなし、ぐっすり眠れるようになった。 評価:頸椎の可動性正常に 施術内容 ・引き続き前回と同様の施術を行う
【6回目】10日後来院 状態:頭痛なくなった、1万歩歩いても痛みが出なかった。 評価:左起立筋の硬結が残る 施術内容 ・引き続き前回と同様の施術を行う
主訴がなくなったので、間隔をあけて経過をみています。 <解説> 今回の患者さんは妊娠してから睡眠の質が低下し、疲労が解消できない状態で、 外出等で疲労が重なった+左を下にして横向きで寝ることが多いため 左側の筋肉の滑走が低下し筋肉の硬結ができてしまい、痛みが出ていました。
また呼吸をする時は胸郭(胸椎、肋骨)と呼吸筋(横隔膜、胸鎖乳突筋、僧帽筋、 斜角筋、肋間筋など)が働きますが、これらの動きに制限がでると呼吸が苦しくなります。 左を下にして寝ていることで左の胸郭の動きが硬くなり、 呼吸筋も緊張してしまったことで呼吸の苦しさが出ていました。
施術では左の胸郭(胸椎と肋骨)の関節調整と左の首、肩、背中の筋肉の硬結をリリースし 滑走をつけ、セルフケアとして複式呼吸のトレーニングを指導しました。
胸郭や呼吸筋の動きがでることで呼吸の苦しさが解消し、 首、肩、背中の筋肉の硬結が取れることで首、肩、背中の痛みも解消しました。 腹式呼吸のトレーニングは副交感神経優位に促すことができるため、 体がリラックスしやすくなり睡眠の質も上がり、 疲労が取れやすくなったことで外出しても痛みなく過ごせるようになりました。
初めての妊娠で不安なことだらけでとおっしゃっていたので、 その都度アドバイスもして精神的にも安らげるように促していきました。
妊娠中は胎児の発育を促す為にはお母さんがリラックスして過ごすことが重要です。 妊娠すると生理的・構造的な変化で様々な症状が出てきますが、施術で改善できることは多いので、 不安なことがあればいつでもご相談ください。 【施術担当・記事作成者 高巣】
Contents
利用者
30代女性お悩み
・肩こり、首こり、背部痛 ・呼吸が苦しい今回の症状で受けた施術
なし主な施術ポイント
・胸肋椎の可動性をつける ・日常生活指導施術内容と経過
<ヒアリング> 来院時妊娠15週。 3日前から左の肩・首・背中の痛みと呼吸が苦しいということで辛い症状を改善したくて来院されました。 心あたりは妊娠してから睡眠がまとまってとれていないこと、 先週出かけることが多く疲労が溜まったこととのこと。 初めての妊娠でわからないことだらけで不安が強いとのことでした。<状態> ・左の頚・肩・背部の筋緊張強い ・頸椎・胸椎・胸肋椎の可動性低下
<施術> 【1回目】 施術内容 妊娠してから睡眠の質が悪いことで疲労が蓄積+左を下にしてよく寝ることから 左側の筋の滑走が低下してより筋緊張が強くなったと考え、 まずは左の頚部・肩・背部・下肢の筋緊張のリリースと、 睡眠の質を高めるために、呼吸がしやすくなるよう 呼吸を妨げている脊柱と肋間筋の可動性の制限をリリースする施術を行う。
・広背筋・起立筋・後頭下筋の硬結をリリース ・脊柱・肋椎の関節調整 ・左の中殿筋・大腿筋膜張筋の筋緊張リリース
セルフケアとして寝る時の姿勢指導(左を下にしてばかり寝ないこと) 座り方指導と背部の筋肉のストレッチ指導
【2回目】2日後来院 状態:後頭部の痛みが残る、呼吸がしやすくなった 評価:左胸肋椎の可動域制限あり 施術内容 ・前回と同様の施術を行う
【3回目】5日後来院 状態:首がピキッとなって頭痛が出た 評価:頸椎1番・左胸肋椎の可動域制限あり、咬筋の緊張あり 施術内容 ・引き続き前回と同様の施術と咬筋の筋緊張をリリース セルフケアとして脊柱の動かし方指導
【4回目】7日後来院 状態:頭痛が残る、よく歩いてお尻に痛みあり 評価:頸椎・左胸肋椎の可動性向上、後頭部の筋緊張あり 施術内容 ・引き続き前回と同様の施術と後頭部の頭皮の筋緊張をリリース
【5回目】6日後来院 状態:頭痛あるがまし、臀部の痛みなし、ぐっすり眠れるようになった。 評価:頸椎の可動性正常に 施術内容 ・引き続き前回と同様の施術を行う
【6回目】10日後来院 状態:頭痛なくなった、1万歩歩いても痛みが出なかった。 評価:左起立筋の硬結が残る 施術内容 ・引き続き前回と同様の施術を行う
主訴がなくなったので、間隔をあけて経過をみています。 <解説> 今回の患者さんは妊娠してから睡眠の質が低下し、疲労が解消できない状態で、 外出等で疲労が重なった+左を下にして横向きで寝ることが多いため 左側の筋肉の滑走が低下し筋肉の硬結ができてしまい、痛みが出ていました。
また呼吸をする時は胸郭(胸椎、肋骨)と呼吸筋(横隔膜、胸鎖乳突筋、僧帽筋、 斜角筋、肋間筋など)が働きますが、これらの動きに制限がでると呼吸が苦しくなります。 左を下にして寝ていることで左の胸郭の動きが硬くなり、 呼吸筋も緊張してしまったことで呼吸の苦しさが出ていました。
施術では左の胸郭(胸椎と肋骨)の関節調整と左の首、肩、背中の筋肉の硬結をリリースし 滑走をつけ、セルフケアとして複式呼吸のトレーニングを指導しました。
胸郭や呼吸筋の動きがでることで呼吸の苦しさが解消し、 首、肩、背中の筋肉の硬結が取れることで首、肩、背中の痛みも解消しました。 腹式呼吸のトレーニングは副交感神経優位に促すことができるため、 体がリラックスしやすくなり睡眠の質も上がり、 疲労が取れやすくなったことで外出しても痛みなく過ごせるようになりました。
初めての妊娠で不安なことだらけでとおっしゃっていたので、 その都度アドバイスもして精神的にも安らげるように促していきました。
妊娠中は胎児の発育を促す為にはお母さんがリラックスして過ごすことが重要です。 妊娠すると生理的・構造的な変化で様々な症状が出てきますが、施術で改善できることは多いので、 不安なことがあればいつでもご相談ください。 【施術担当・記事作成者 高巣】