2023年7月28日 金曜日
コロナ後からの頭痛・眩暈・疲労感が改善|50代 女性|整体
コロナ後から頭痛・めまい・疲れがとれない症状でお悩みの患者さんが改善した事例です。胸郭の動きを出し、腹式呼吸を促すトレーニングを行うことで睡眠の質が改善し、肩首周りの筋緊張が改善することでお悩みが改善していきました。
<状態> ・呼吸が胸式呼吸になり、胸郭中部・下部の動きに制限あり、特に左 ・首・肩・背部の筋緊張が強く脱力できていない ・立位で足趾が浮指(伸展位) ・左の咬筋の筋緊張強い
<施術> 【1回目】 施術内容 胸郭の可動性を高める施術を行う ・大腰筋の筋緊張をリリースし横隔膜の動きを出す ・胸郭(胸椎と肋骨)の関節を調整し、胸郭の動きを出す 首肩の筋緊張をリリースする施術を行う ・足趾の関節を調整し、屈曲への動きを出す ・胸鎖乳突筋・咬筋・後頭下筋の筋緊張をリリースし頸椎・顎関節の動きを出す セルフケアとして腹式呼吸のトレーニングと足趾のマッサージ指導
【2回目】5日後来院 状態:数日しっかり眠ることができた、仕事が忙しくてだんだん首肩が重たくなってきた、 呼吸のトレーニングはきつい 評価:胸郭の可動性向上 施術内容 ・前回と同様の施術を行う セルフケアは引き続き呼吸のトレーニングを行うよう指導
【3回目】3日後来院 状態:しっかり眠れるようになった。呼吸のトレーニングもできるようになってきた 評価:胸郭の動き向上 施術内容 ・引き続き同様の施術とセルフケアを指導
【4回目】4日後来院 状態:しっかり眠れている。人事異動で仕事がバタバタで肩こりがきつい 評価:胸郭の動き向上、胸椎前弯・腰椎後弯の可動性に制限あり 施術内容 胸郭の可動性を出す施術と胸椎前弯・腰椎後弯の動きをだす ・広背筋の過緊張をリリース ・胸椎・腰椎の関節調整 セルフケアとして胸椎前弯・腰椎後弯の運動指導
【5回目】6日後来院 状態:疲れていても睡眠で回復できるようになってきた。 評価:咬筋の緊張低下、胸椎腰椎の可動性向上、首・肩・背中の脱力感あり 施術内容 引き続き前回と同様の施術を行う セルフケアとして広背筋のストレッチ指導
【6回目】7日後来院 状態:暑くて目が覚めたりしたが体のしんどさなし。元気に仕事できている。 評価:頸椎の可動性向上、胸郭の動き左右差なし。顎関節の可動性の左右差なし。 施術内容 引き続き前回と同様の施術を行う
期間を少しずつあけて経過をみています。 <解説> 今回の患者さんは睡眠の質が低下したことで疲労を十分に回復できず、 肩こり、頭痛、めまいが出たと考えられるため、 睡眠の質が改善するように治療方針を立てて施術していきました。
睡眠の質を改善するためには体を副交感神経優位(休息モード)に 切り替える必要がありますが、 お身体の状態を検査すると身体は過緊張で脱力できない状態で呼吸も浅く、 首や肩を緊張させてしまう胸式呼吸をしている状態でした。
施術ではまず体をリラックス状態にできるように 力が入ってしまっている頭皮・首・顎の筋緊張リリースと、 身体の重心バランスを整えるために浮指になっている 足指の関節調整と筋肉をリリースしました。 また呼吸がしっかりできるように胸郭の関節を調整して胸郭の動きを出し、 腹式呼吸へ促すセルフケアを指導しました。
少しずつ頭皮・首・顎の筋緊張が緩和し脱力できるようになり、 胸郭の動きが左右差なくしっかり出て腹式呼吸ができるようになると 睡眠がしっかりとれて疲労回復ができ、症状も改善していきました。 現在は間隔をあけて経過を見ています。
コロナ後だけに関わらず、風邪やインフルエンザなど体調を崩したあとは 呼吸が浅いままになり首や肩の緊張が抜けないと訴えられる方が多くいらっしゃいます。 呼吸の浅さや睡眠の質の低下を自覚している場合、 施術で早期に改善する場合がありますのでぜひご相談ください。
【施術担当・記事制作者 高巣】

Contents
利用者
50代女性お悩み
・仕事中に常に頭痛・めまいがあり、疲れが取れない ・元々肩こり・腰痛今回の症状で受けた施術
なし主な施術ポイント
・胸郭の可動性をつける施術内容と経過
<ヒアリング> 1か月前にコロナになり、だるさや首肩の重たさ、 入眠が悪くなり、途中で目覚めてしまい、寝ても疲れが取れなくなった。 元々疲れがたまると頭痛→めまいが出ていたが、今は仕事中も常に頭痛とめまいが出てくる。 症状を改善し快適に仕事・家事をこなしたいとのことで来院された。<状態> ・呼吸が胸式呼吸になり、胸郭中部・下部の動きに制限あり、特に左 ・首・肩・背部の筋緊張が強く脱力できていない ・立位で足趾が浮指(伸展位) ・左の咬筋の筋緊張強い
<施術> 【1回目】 施術内容 胸郭の可動性を高める施術を行う ・大腰筋の筋緊張をリリースし横隔膜の動きを出す ・胸郭(胸椎と肋骨)の関節を調整し、胸郭の動きを出す 首肩の筋緊張をリリースする施術を行う ・足趾の関節を調整し、屈曲への動きを出す ・胸鎖乳突筋・咬筋・後頭下筋の筋緊張をリリースし頸椎・顎関節の動きを出す セルフケアとして腹式呼吸のトレーニングと足趾のマッサージ指導
【2回目】5日後来院 状態:数日しっかり眠ることができた、仕事が忙しくてだんだん首肩が重たくなってきた、 呼吸のトレーニングはきつい 評価:胸郭の可動性向上 施術内容 ・前回と同様の施術を行う セルフケアは引き続き呼吸のトレーニングを行うよう指導
【3回目】3日後来院 状態:しっかり眠れるようになった。呼吸のトレーニングもできるようになってきた 評価:胸郭の動き向上 施術内容 ・引き続き同様の施術とセルフケアを指導
【4回目】4日後来院 状態:しっかり眠れている。人事異動で仕事がバタバタで肩こりがきつい 評価:胸郭の動き向上、胸椎前弯・腰椎後弯の可動性に制限あり 施術内容 胸郭の可動性を出す施術と胸椎前弯・腰椎後弯の動きをだす ・広背筋の過緊張をリリース ・胸椎・腰椎の関節調整 セルフケアとして胸椎前弯・腰椎後弯の運動指導
【5回目】6日後来院 状態:疲れていても睡眠で回復できるようになってきた。 評価:咬筋の緊張低下、胸椎腰椎の可動性向上、首・肩・背中の脱力感あり 施術内容 引き続き前回と同様の施術を行う セルフケアとして広背筋のストレッチ指導
【6回目】7日後来院 状態:暑くて目が覚めたりしたが体のしんどさなし。元気に仕事できている。 評価:頸椎の可動性向上、胸郭の動き左右差なし。顎関節の可動性の左右差なし。 施術内容 引き続き前回と同様の施術を行う
期間を少しずつあけて経過をみています。 <解説> 今回の患者さんは睡眠の質が低下したことで疲労を十分に回復できず、 肩こり、頭痛、めまいが出たと考えられるため、 睡眠の質が改善するように治療方針を立てて施術していきました。
睡眠の質を改善するためには体を副交感神経優位(休息モード)に 切り替える必要がありますが、 お身体の状態を検査すると身体は過緊張で脱力できない状態で呼吸も浅く、 首や肩を緊張させてしまう胸式呼吸をしている状態でした。
施術ではまず体をリラックス状態にできるように 力が入ってしまっている頭皮・首・顎の筋緊張リリースと、 身体の重心バランスを整えるために浮指になっている 足指の関節調整と筋肉をリリースしました。 また呼吸がしっかりできるように胸郭の関節を調整して胸郭の動きを出し、 腹式呼吸へ促すセルフケアを指導しました。
少しずつ頭皮・首・顎の筋緊張が緩和し脱力できるようになり、 胸郭の動きが左右差なくしっかり出て腹式呼吸ができるようになると 睡眠がしっかりとれて疲労回復ができ、症状も改善していきました。 現在は間隔をあけて経過を見ています。
コロナ後だけに関わらず、風邪やインフルエンザなど体調を崩したあとは 呼吸が浅いままになり首や肩の緊張が抜けないと訴えられる方が多くいらっしゃいます。 呼吸の浅さや睡眠の質の低下を自覚している場合、 施術で早期に改善する場合がありますのでぜひご相談ください。
【施術担当・記事制作者 高巣】