2023年8月29日 火曜日
長年の首・肩の痛みが改善|50代女性|整体
数年前から首・肩の痛み、のどのつかえ感、体のだるさ、気分の落ち込みでお悩みの患者さんが改善した事例です。脊柱の可動性を出し、呼吸の質を高めることで睡眠の質も高まり、疲労がしっかりとれるようになることでお悩みが改善していきました。
<状態> ・頸椎・胸椎の可動性低下 ・咬筋の筋緊張あり(歯医者でも噛みしめを指摘された) ・呼吸での胸郭下部の動きに制限あり
<施術> 【1回目】 施術内容 頸椎・胸椎の可動性が低下すると、周辺の筋肉の柔軟性が低下し血流も滞ることで 首・肩の筋緊張が生じていると考え、頸椎・胸椎の動きをつける施術を行いました。
・咬筋・舌骨上筋・胸鎖乳突筋の筋緊張リリース ・頸椎・胸椎の関節調整
また、胸郭の可動性が低下すると浅い呼吸になり、交感神経優位(活動モード)になりやすくなるため、 睡眠の質が低下し(寝つきが悪い・寝た感じがしない・朝スッキリしない自覚あり) 疲労が蓄積することで身体のだるさや気分の落ち込みが出ていると考え、 睡眠の質を高めるために胸郭の動きをつける施術を行いました。
・大腰筋(横隔膜と連続性があり)の筋緊張リリース ・胸肋椎の関節調整
セルフケアとして腹式呼吸のトレーニング指導
【2回目】4日後来院 状態:2日元気な状態がキープできた。寝れた感があった。 評価:頸椎・胸椎・胸肋椎の可動性制限あり 施術内容 ・前回と同様の施術を行う
【3回目】7日後来院 状態:2日キープできた。首・肩が少し楽になってきた。 評価:頸椎・胸椎・胸肋椎の可動性制限あり 施術内容 ・引き続き同様の施術を行う
【4回目】2日後来院 状態:天候による影響がいつもより楽だった。肩が前より脱力できた。 評価:左の頸椎の可動性の制限がまだ強い、大腰筋の柔軟性向上 施術内容 左の頸椎の動きを出す施術をメインに同様の施術を行う
【5回目】7日後来院 状態:首周りの巡りがいい感じがキープできるようになってきた。 評価:左頸椎の可動性少し向上 施術内容 引き続き前回と同様の施術を行う
【6~8回目】1週間間隔で来院 状態:天候に体調が影響しなくなった、元気な状態が1週間キープできた。 評価:頸椎の可動性向上 施術内容 引き続き前回と同様の施術を行う セルフケアとして脊柱のストレッチ指導、咬筋のマッサージ指導と頭の位置指導
【9~11回目】1週間間隔で来院 状態:寒さで肩に力が入って頭痛が出やすい。 評価:頸椎・上部胸椎の可動性低下、咬筋・耳まわりの筋緊張あり 施術内容 頸椎と上部胸椎の関節調整と咬筋・背部の筋緊張リリース(後頭下筋・脊柱起立筋・広背筋)
【12回目以降】2週間間隔で来院 状態:肩・首コリはあるが痛みはなし、のどのつかえ感もなく、 体が元気な状態が2週間キープできている。運動も始めて気持ちも上向きになってきた。 評価:頸椎・胸椎の可動性向上、胸郭の動きも向上、背部の筋肉の滑走性も向上 施術内容 引き続き頸椎と胸椎の関節調整と、咬筋・背部の筋緊張リリース セルフケアとしてより体の安定性を出すために足指の運動指導、視覚と前庭の連動運動指導
21回目以降は3週間あけても頸椎・胸椎・胸肋椎の可動性が出た状態が継続できるようになり、 顎や首・肩の筋緊張も減少し、痛みもなく良好な状態が継続できるようになりました。 現在も定期的に通われています。
<解説> 今回の患者さんは日頃から気が張った仕事でストレスを感じていたため交感神経優位になりやすく、 体が活動モードからリラックスモードに切り替えがうまくできておらず、 体に力が入った状態が習慣化してしまっていました。
体を脱力できるように硬くなった脊柱(頸椎、胸椎)の動きを施術で出し、 自宅では腹式呼吸に促すセルフケアで副交感神経へ切り替えれるように促していきました。
数年前からの症状で慢性化していたため、症状の変化は少しずつでしたが、 地道に継続してやっていくことで、元気な状態が持続できるようになりました。
また、天候による気分の落ち込みについては、天候が悪くなると低気圧が通過します。 その気圧変化を内耳が感知すると体は交感神経優位になります。 元々体の状態が交感神経優位になっているとその影響を受けやすく、 体がより交感神経優位になってしまい身体的・精神的な不調が出てきます。 施術とセルフケアで自律神経の乱れが予防できるようになり、 天候による気分の落ち込みもなくなっていきました。
つらい慢性の症状でも諦めずやっていくことでちゃんと改善していきます。 慢性の症状でお悩みの方もぜひ一度ご相談ください。 【施術担当・記事作成者 高巣】
Contents
利用者
50代女性お悩み
・首・肩の痛み ・のどのつかえ感 ・身体のだるさ ・天候による気分の落ち込み今回の症状で受けた施術
病院主な施術ポイント
・頸椎の可動域制限のリリース ・腹式呼吸施術内容と経過
<ヒアリング> 職業看護師。数年前から首・肩の痛み、1年前からのどのつかえ感、 日によって体のだるさや、天候によって気分の落ち込みがあり、 日常を元気に快適に過ごしたいとのことで来院された。<状態> ・頸椎・胸椎の可動性低下 ・咬筋の筋緊張あり(歯医者でも噛みしめを指摘された) ・呼吸での胸郭下部の動きに制限あり
<施術> 【1回目】 施術内容 頸椎・胸椎の可動性が低下すると、周辺の筋肉の柔軟性が低下し血流も滞ることで 首・肩の筋緊張が生じていると考え、頸椎・胸椎の動きをつける施術を行いました。
・咬筋・舌骨上筋・胸鎖乳突筋の筋緊張リリース ・頸椎・胸椎の関節調整
また、胸郭の可動性が低下すると浅い呼吸になり、交感神経優位(活動モード)になりやすくなるため、 睡眠の質が低下し(寝つきが悪い・寝た感じがしない・朝スッキリしない自覚あり) 疲労が蓄積することで身体のだるさや気分の落ち込みが出ていると考え、 睡眠の質を高めるために胸郭の動きをつける施術を行いました。
・大腰筋(横隔膜と連続性があり)の筋緊張リリース ・胸肋椎の関節調整
セルフケアとして腹式呼吸のトレーニング指導
【2回目】4日後来院 状態:2日元気な状態がキープできた。寝れた感があった。 評価:頸椎・胸椎・胸肋椎の可動性制限あり 施術内容 ・前回と同様の施術を行う
【3回目】7日後来院 状態:2日キープできた。首・肩が少し楽になってきた。 評価:頸椎・胸椎・胸肋椎の可動性制限あり 施術内容 ・引き続き同様の施術を行う
【4回目】2日後来院 状態:天候による影響がいつもより楽だった。肩が前より脱力できた。 評価:左の頸椎の可動性の制限がまだ強い、大腰筋の柔軟性向上 施術内容 左の頸椎の動きを出す施術をメインに同様の施術を行う
【5回目】7日後来院 状態:首周りの巡りがいい感じがキープできるようになってきた。 評価:左頸椎の可動性少し向上 施術内容 引き続き前回と同様の施術を行う
【6~8回目】1週間間隔で来院 状態:天候に体調が影響しなくなった、元気な状態が1週間キープできた。 評価:頸椎の可動性向上 施術内容 引き続き前回と同様の施術を行う セルフケアとして脊柱のストレッチ指導、咬筋のマッサージ指導と頭の位置指導
【9~11回目】1週間間隔で来院 状態:寒さで肩に力が入って頭痛が出やすい。 評価:頸椎・上部胸椎の可動性低下、咬筋・耳まわりの筋緊張あり 施術内容 頸椎と上部胸椎の関節調整と咬筋・背部の筋緊張リリース(後頭下筋・脊柱起立筋・広背筋)
【12回目以降】2週間間隔で来院 状態:肩・首コリはあるが痛みはなし、のどのつかえ感もなく、 体が元気な状態が2週間キープできている。運動も始めて気持ちも上向きになってきた。 評価:頸椎・胸椎の可動性向上、胸郭の動きも向上、背部の筋肉の滑走性も向上 施術内容 引き続き頸椎と胸椎の関節調整と、咬筋・背部の筋緊張リリース セルフケアとしてより体の安定性を出すために足指の運動指導、視覚と前庭の連動運動指導
21回目以降は3週間あけても頸椎・胸椎・胸肋椎の可動性が出た状態が継続できるようになり、 顎や首・肩の筋緊張も減少し、痛みもなく良好な状態が継続できるようになりました。 現在も定期的に通われています。
<解説> 今回の患者さんは日頃から気が張った仕事でストレスを感じていたため交感神経優位になりやすく、 体が活動モードからリラックスモードに切り替えがうまくできておらず、 体に力が入った状態が習慣化してしまっていました。
体を脱力できるように硬くなった脊柱(頸椎、胸椎)の動きを施術で出し、 自宅では腹式呼吸に促すセルフケアで副交感神経へ切り替えれるように促していきました。
数年前からの症状で慢性化していたため、症状の変化は少しずつでしたが、 地道に継続してやっていくことで、元気な状態が持続できるようになりました。
また、天候による気分の落ち込みについては、天候が悪くなると低気圧が通過します。 その気圧変化を内耳が感知すると体は交感神経優位になります。 元々体の状態が交感神経優位になっているとその影響を受けやすく、 体がより交感神経優位になってしまい身体的・精神的な不調が出てきます。 施術とセルフケアで自律神経の乱れが予防できるようになり、 天候による気分の落ち込みもなくなっていきました。
つらい慢性の症状でも諦めずやっていくことでちゃんと改善していきます。 慢性の症状でお悩みの方もぜひ一度ご相談ください。 【施術担当・記事作成者 高巣】