2023年2月22日 水曜日
二人目妊娠初期からの腰痛が改善|30代 女性|マタニティ整体
2人目の妊娠の初期からの腰痛で日常生活に支障をきたしていた患者さんが改善した事例です。重心の位置の調節と骨盤の安定性を高める施術で骨盤の安定性が向上し症状が軽減していきました。
<状態> ・骨盤の関節(仙腸関節)の不安定性 ・下肢外側と後面の筋緊張強い ・外側+後方重心
<施術> 【1回目】 施術内容 日中は座り仕事をしているとのことで座り姿勢を検査したところ、骨盤を後傾させた座り方をしていた。 また、立ち姿勢を検査したところ下肢外側の筋緊張が強く、下肢後面は短縮した状態になり、 後ろ重心のクセがあった。 骨盤後傾位や後方重心は骨盤の関節の不安定性を高めやすくなる。 骨盤の関節の検査をしたところ不安定性が強く、骨盤を圧着して関節の安定性を高めた状態で 動作をしてもらうと痛みが減少した。 このことから骨盤の関節の不安定から結合組織が伸長されて痛みが出ていると考えられた。
施術として重心の調節と骨盤の安定性を高める施術を行う。 セルフケアとして座り方指導、骨盤底筋と内転筋の運動指導を行う。
【2回目】4日後来院 状態:痛みのレベルMAX10→7に軽減 痛くない動作が出てきたがまだ1時間に1回は痛みを感じる 施術内容:引き続き前回同様に外側+後方重心を内側に乗せる施術と骨盤を安定させる調節を行う。 セルフケアとして背部のインナーマッスルの活性化トレーニングと重心の位置の指導、足指の運動指導を行う。
【3回目】5日後来院 状態:痛みのレベルMAX10→2 重心の位置が後方+外側になっていることに気づいて気をつけるようになった。 骨盤底筋に力を入れて動くと痛み0に。 下肢外側、後面の筋緊張減少 施術内容:引き続き前回と同様の施術を行う。
【4回目】7日後来院 状態:痛みレベルMAX10→0 座る時間が長いと少し痛いくらい 施術内容:前回と同様の重心の位置の調節・骨盤の安定性を高める施術と肩甲骨の位置を外側から中央へ調整 セルフケアとして肩関節の位置の指導と座り方指導を行う。
間隔をあけて経過を見ていく
<解説> 今回の患者さんは骨盤の関節の不安定性から腰痛が出ていました。 妊娠後期だけでなく妊娠初期も骨盤の関節が不安定になる時期があります。 (一般的には13~15週と言われますが個人差があります) また経産婦のため元々骨盤の構造がゆるくなりやすく、それに元々の体の使い方や日頃の仕事での姿勢が骨盤を不安定にすることなどの要因が重なって症状が出たものと考えられます。
施術で姿勢の調節と骨盤の安定性を高め、セルフケアで日頃の体の使い方の指導とインナーマッスルの活性化をすることで骨盤が安定し、痛みがなくなりました。
今後は妊娠中は姿勢が変化していくので経過を見ています。 【施術担当・記事作成者 高巣】

Contents
利用者
30代女性お悩み
・腰痛今回の症状で受けた施術
なし主な施術ポイント
・骨盤の安定性の向上施術内容と経過
<ヒアリング> 来院時二人目妊娠11週。妊娠5週目ぐらいから腰がだんだん痛くなりはじめ、 来院時は靴下をはいたりなどの中腰になる動作だけでなく安静時も痛く、 痛くて眠れない日もあり日常生活に支障が出てきたので痛みを取りたいとのことで来院。<状態> ・骨盤の関節(仙腸関節)の不安定性 ・下肢外側と後面の筋緊張強い ・外側+後方重心
<施術> 【1回目】 施術内容 日中は座り仕事をしているとのことで座り姿勢を検査したところ、骨盤を後傾させた座り方をしていた。 また、立ち姿勢を検査したところ下肢外側の筋緊張が強く、下肢後面は短縮した状態になり、 後ろ重心のクセがあった。 骨盤後傾位や後方重心は骨盤の関節の不安定性を高めやすくなる。 骨盤の関節の検査をしたところ不安定性が強く、骨盤を圧着して関節の安定性を高めた状態で 動作をしてもらうと痛みが減少した。 このことから骨盤の関節の不安定から結合組織が伸長されて痛みが出ていると考えられた。
施術として重心の調節と骨盤の安定性を高める施術を行う。 セルフケアとして座り方指導、骨盤底筋と内転筋の運動指導を行う。
【2回目】4日後来院 状態:痛みのレベルMAX10→7に軽減 痛くない動作が出てきたがまだ1時間に1回は痛みを感じる 施術内容:引き続き前回同様に外側+後方重心を内側に乗せる施術と骨盤を安定させる調節を行う。 セルフケアとして背部のインナーマッスルの活性化トレーニングと重心の位置の指導、足指の運動指導を行う。
【3回目】5日後来院 状態:痛みのレベルMAX10→2 重心の位置が後方+外側になっていることに気づいて気をつけるようになった。 骨盤底筋に力を入れて動くと痛み0に。 下肢外側、後面の筋緊張減少 施術内容:引き続き前回と同様の施術を行う。
【4回目】7日後来院 状態:痛みレベルMAX10→0 座る時間が長いと少し痛いくらい 施術内容:前回と同様の重心の位置の調節・骨盤の安定性を高める施術と肩甲骨の位置を外側から中央へ調整 セルフケアとして肩関節の位置の指導と座り方指導を行う。
間隔をあけて経過を見ていく
<解説> 今回の患者さんは骨盤の関節の不安定性から腰痛が出ていました。 妊娠後期だけでなく妊娠初期も骨盤の関節が不安定になる時期があります。 (一般的には13~15週と言われますが個人差があります) また経産婦のため元々骨盤の構造がゆるくなりやすく、それに元々の体の使い方や日頃の仕事での姿勢が骨盤を不安定にすることなどの要因が重なって症状が出たものと考えられます。
施術で姿勢の調節と骨盤の安定性を高め、セルフケアで日頃の体の使い方の指導とインナーマッスルの活性化をすることで骨盤が安定し、痛みがなくなりました。
今後は妊娠中は姿勢が変化していくので経過を見ています。 【施術担当・記事作成者 高巣】