2024年1月21日 日曜日
坐骨周囲痛がマタニティ整体で改善|20代 女性|マタニティ
妊娠22周の頃から殿部(坐骨周囲)の痛みがあり、歩行時や動作開始時痛が治療を重ねていくごとに改善していくまでの事例紹介です。
妊娠中の体の変化や周期事の特徴、必要な治療、セルフケアのポイントを踏まえ解説していきます。
初診時では、座位でも殿部痛があり 仰臥位(仰向け)から座位に移行する際も、動作時痛がありました。
下部胸椎の動きをつける為、関節調整を行いました。 (胸郭の動きの悪さは呼吸に影響を及ぼし、 背部の筋肉の緊張はお腹のハリを生み出す要因の1つでもあります。)
また、sway-back姿勢により 殿部に筋硬結があったので 硬結部位の大殿筋下部、中殿筋をリリース。 殿部がうまく使えない事でハムストリングは萎縮している状態だったため 筋膜へのアプローチを行いました。
追加で呼吸の介入を行いました。
呼吸の介入は、広背筋を抑制させるエクササイズを行い呼吸の回数を減らし 背部の筋肉や骨盤周りの筋肉の緊張を和らげるように促しまいた。
ハムストリングの萎縮に対し、 立位で台に足をかけ股関節進展位でストレッチを20秒×2、 股関節屈曲位で殿部を後ろへ引くのを繰り返す活性トレーニングを20回×2を指導。
【2回目】 8日後、来院の際 初回よりPS(ペインスケール:痛みの度合い)は軽減。 特に、階段の昇降、寝ている時の痛みがとれたとの事。 大殿筋下部や中殿筋の硬結はまだ残っているところがある為、同じ施術を行いセルフケアのチェックをし終了。
【3回目】 6日後、来院の際 安静時の痛み、歩行時・動作時痛も症状がほぼ出ていない状態。 3回目以降は、症状の再発防止と中期以降の姿勢の変化に対するトレーニング、エクササイズを取り入れていきました。 次は、1週間後来院、予定日近くまではこのペースでメンテナンスを行っていく予定。 症状が落ち着いてきた為、安産に向けた全身の調整を行いました。
次は、1週間後来院、予定日近くまではこのペースでメンテナンスを行っていく予定。 完全に症状が落ち着くまで5回の治療を行い、6回目以降はメンテナンスを兼ねて 全身の調整を行いました。
妊娠初期(1~13週) エストロゲン、プロゲステロン、リラキシンなどの影響で筋肉や組織が弛緩して便秘やむくみ、 腰痛(仙腸関節痛)などが発生してきます。 この時期のつわりなどで苦しむ方も多くおられます。 非常に心身ともにデリケートな時期でもあります。 この時期は繊細な調整が必要になり、施術には十分な知識と技術が必要です。 体の巡りを良くすることや、筋肉や関節に対するアプローチによりこれからの妊娠生活に備える体づくりなどを行います。
【施術担当・記事作成者 脇内】
<利用者>
20代女性<お悩み>
・殿部痛、坐骨痛<過去に受けていた施術>
なし<主な施術ポイント>
筋膜の調整、アライメント調整、骨盤調整<ヒアリング>
妊娠初期から殿部の痛みがあり、歩行時、階段の昇降、動作開始時、連勤をした翌日の痛みが続く状態のため来院。<状態>
・両中殿筋部に硬結(+) ・大殿筋下部の硬さ(+) ・骨盤後傾位(+) ・sway-back姿勢 ・ハムストリングの不活性状態 ・お腹の張り(−) ・胎動あり<施術内容と経過>
【1回目】 ・お腹のスペース確保の為、頸部の調整 ・下部胸椎フィクスゼーションに対する関節調整 ・骨盤の位置の調整 ・大・中殿筋、大腿筋膜張筋をリリース ・ハムストリングのリリースと活性トレーニング ・マタニティヨガの指導初診時では、座位でも殿部痛があり 仰臥位(仰向け)から座位に移行する際も、動作時痛がありました。
下部胸椎の動きをつける為、関節調整を行いました。 (胸郭の動きの悪さは呼吸に影響を及ぼし、 背部の筋肉の緊張はお腹のハリを生み出す要因の1つでもあります。)
また、sway-back姿勢により 殿部に筋硬結があったので 硬結部位の大殿筋下部、中殿筋をリリース。 殿部がうまく使えない事でハムストリングは萎縮している状態だったため 筋膜へのアプローチを行いました。
追加で呼吸の介入を行いました。
呼吸の介入は、広背筋を抑制させるエクササイズを行い呼吸の回数を減らし 背部の筋肉や骨盤周りの筋肉の緊張を和らげるように促しまいた。
ハムストリングの萎縮に対し、 立位で台に足をかけ股関節進展位でストレッチを20秒×2、 股関節屈曲位で殿部を後ろへ引くのを繰り返す活性トレーニングを20回×2を指導。
【2回目】 8日後、来院の際 初回よりPS(ペインスケール:痛みの度合い)は軽減。 特に、階段の昇降、寝ている時の痛みがとれたとの事。 大殿筋下部や中殿筋の硬結はまだ残っているところがある為、同じ施術を行いセルフケアのチェックをし終了。
【3回目】 6日後、来院の際 安静時の痛み、歩行時・動作時痛も症状がほぼ出ていない状態。 3回目以降は、症状の再発防止と中期以降の姿勢の変化に対するトレーニング、エクササイズを取り入れていきました。 次は、1週間後来院、予定日近くまではこのペースでメンテナンスを行っていく予定。 症状が落ち着いてきた為、安産に向けた全身の調整を行いました。
次は、1週間後来院、予定日近くまではこのペースでメンテナンスを行っていく予定。 完全に症状が落ち着くまで5回の治療を行い、6回目以降はメンテナンスを兼ねて 全身の調整を行いました。
<考察>
マタニティ整体では、体の歪みやお腹の位置などを分析し呼吸や体の機能を整え、 骨盤や足など歪みやバランスを整えます。 また、日常での注意点やセルフケアをお伝えします。妊娠初期(1~13週) エストロゲン、プロゲステロン、リラキシンなどの影響で筋肉や組織が弛緩して便秘やむくみ、 腰痛(仙腸関節痛)などが発生してきます。 この時期のつわりなどで苦しむ方も多くおられます。 非常に心身ともにデリケートな時期でもあります。 この時期は繊細な調整が必要になり、施術には十分な知識と技術が必要です。 体の巡りを良くすることや、筋肉や関節に対するアプローチによりこれからの妊娠生活に備える体づくりなどを行います。
【施術担当・記事作成者 脇内】