産後の腰痛、鼠径部の痛みが早期改善｜30代　女性｜産後骨盤矯正

寝ている時の腰痛、動いている時の鼠径部痛が軽減し骨盤の歪みが改善していくまでの事例紹介です。
産後特有の姿勢への骨格アプローチを行い、ボディメイクに必要なエクササイズを行う事により状態の変化を感じとる事が出来ました。

<利用者>

30代女性

<お悩み>

・腰痛
・鼠径部痛
・体重が落ちない(+6kg)
・お腹が凹まない。　
・骨盤の広がり
・お尻のたるみ
・猫背

<ニーズ>

・将来困らないようにしたい
・快適に育児をしたい
・引き締めたい
・体重を落としたい
・骨盤のケアをしたい
・辛い症状をなんとかしたい
・体の歪みを改善したい

<過去に受けていた施術>

整体

<主な施術ポイント>

骨盤の前傾、股関節、胸郭、ハムストリング

<ヒアリング>

産後から寝ている時の腰痛が気になり、徐々に痛みが増してくる事と鼠径部の痛みが取れないとの事でした。

また、尿漏れも何とかしたいとの事。

体型のお悩みは、体重が落ちない事とお腹が凹まない事が特に気になり、
妊娠前のズボンは大転子ライン(骨盤下の大腿部の1番膨らむ所)で引っかかるとの事でした。

<状態>

・骨盤は左のフィクスゼーション(+)、
右のハイパーモビリティー(+)
・右腰殿部痛(+)
・右大腿部上部外側痛(＋)
・Sway-back姿勢
・骨盤底筋群の不活性(+)

<施術>

【1回目】
・右股関節外旋筋群(中殿筋、小殿筋リリース)
・右大腿筋膜張筋リリース、
・脊柱起立筋のリリース
・骨盤(仙腸関節)調整
・脊柱、肋椎の関節調整
・ハムストリングのリリース

セルフケアとして骨盤底筋群のトレーニングと、ヒップスライド(ハムストリングの活性エクササイズ)を指導

【2回目】

9日後来院、
右大腿部上部外側の痛みは好転反応で2日間痛みがあったものの、現時点で痛みは軽減。

右腰殿部痛も軽減しており、寝ている時の痛みもあまり感じないとの事。

左の骨盤のフィクスゼーションは軽減。
右の骨盤のハイパーモビリティーも軽減。
骨盤底筋群の力の入れ方も以前より入るようになってきている。
↓
陰核背神経、下直腸神経への神経伝達が正常に戻ってきた。

引き続き同様の施術を行いました。

【3回目】
9日後来院、腰の痛みは軽減していた為、
ボディーメイクに方針を切り替え骨格調整をメインで行いました。

sway-back姿勢による肋骨のフレアをとる手技、股関節の滑走を促す手技も追加しました。

呼吸法をお伝えし、治療終了。

【4回目】
8日後来院、主訴はマシになり、骨格調整を引き続き行う。

主訴以外に妊娠前から
右の噛み締めからの右頸部痛があるとの事で、
咀嚼筋に対するアプローチを施行。

【5回目】
7日後来院予定。

症状のチェックと呼吸のエクササイズを追加する予定。

<考察>

産後の腰痛や殿部痛は妊娠中の姿勢の残存も考えられます。

妊娠中の姿勢の変化により大腿部前側面に負担が掛かる姿勢になってしまっている事と
骨盤のゆるさが原因となるケースがあり、早急に治療する必要があります。

本来であれば、 骨盤まわりや関節にはそこまで負担がかからないのですが、
産後はホルモンバランスの崩れや、生活スタイルが大きく変わって、
体の変化が大きく変わる為にストレスがかかり痛みを生じやすくなります。

〈骨格調整について〉

体型、ボディーラインのお悩みは早期に対策をしていきたいですが
疲労をとり痛みなどの症状を軽減させないとトレーニングにも集中出来ません。

産後のケアはプラン立てを行い進めていく事をオススメ致します。

※個人の例です。全ての方に効果を保証するものではありません。

【施術担当・記事作成者　脇内】