2020年12月29日 火曜日
妊娠、産後の恥骨の痛み|30代女性|産後骨盤矯正
妊娠中から産後も恥骨の痛みに悩まされていた女性が回復していくまでの事例紹介です。妊娠や育児による不良姿勢の調整と使えていなかった筋肉を活性化することで状態が回復していきました。
<状態把握> ・反り返りの姿勢が強く、後ろ重心 ・腰椎の前弯が強い ・骨盤の前傾位が強い ・骨盤の仙腸関節がゆるい状態
<施術> 【1回目】 まずは骨盤の安定性を出すために不安定性の原因となる筋群にアプローチと 骨盤の関節の調整を行って関節の安定性を出す施術 セルフケアとして骨盤底筋群のトレーニング指導
【2回目】 2日後来院、恥骨の痛み少し軽減 状態:反り返り姿勢が軽減 初回と同様の施術と 反り返りによる後ろ重心を正しい位置に促すために姿勢の調整 セルフケアとして腹横筋のトレーニング指導、太もものストレッチ指導
【3回目】 一週間後来院、状態の変化なし、踵の痛みが一番気になる 状態:反り返り姿勢が軽減 引き続き同様の施術と姿勢の調整 セルフケアとしての体幹の運動指導と肋骨を閉じる指導
【4回目】 6日後来院、恥骨の寝返り時の痛みはなし、10分ほど歩くと痛む 踵は歩くときに常に痛む 状態:骨盤の前傾が残る 引き続き同様の施術を行う
【5回目】 8日後来院、恥骨の痛みは違和感に、踵の痛み少し軽減 状態:筋肉の使い方の偏りで下肢外側を使いすぎる状態により、恥骨を不安定にしている 引き続き同様の施術と、恥骨部の関節の安定性をより促す施術 セルフケアとして臀部のトレーニング指導
【6回目】 5日後来院、恥骨の違和感少し減少、踵の痛み 同様の施術を行う セルフケアとして足指の運動指導
【7回目】 6日後来院、長距離歩いても恥骨の痛みなし、踵の痛みが残る 状態:重心のテストで重心がまだ後ろに残る。 腹部を使いやすくするための施術を行う セルフケアとして体幹インナーマッスルの運動指導
【8回目】 6日後来院、恥骨の痛みなし、踵の痛みの頻度が軽減
【9回目】 18日後来院、恥骨の痛みなし、踵は疲労がたまってくると痛む 育児による疲労の軽減のための施術を引き続き行っている。
骨盤や下肢の外側が緊張すると骨盤の関節(仙腸関節や恥骨結合)が不安定になり、動作時の恥骨の痛みの原因になります。 また、重心が後ろのために踵にも負荷がかかり踵の痛みの原因となっていました。
姿勢バランスを整えつつ、衰えたり使えなくなった筋肉を活性化することで、 骨盤の関節が安定し、偏った筋肉への負荷が取り除かれて状態を回復することができました。

妊娠出産による恥骨の痛みが良くなった事例解説
利用者
30代女性お悩み
恥骨の痛みその他のお悩み
腰痛、踵の痛み過去に受けていた施術
整体主な施術ポイント
仙腸関節、大腿筋膜張筋、胸腰椎移行部施術内容と経過
<ヒアリング> 妊娠中期から産後1か月たった今でも恥骨、腰痛、踵の痛みがある。 特に恥骨は寝返りが辛く、長時間歩いていると痛くなってくる。 腰痛は立ち上がりなど姿勢を変える時に。 踵は朝の一歩目が痛む。<状態把握> ・反り返りの姿勢が強く、後ろ重心 ・腰椎の前弯が強い ・骨盤の前傾位が強い ・骨盤の仙腸関節がゆるい状態
<施術> 【1回目】 まずは骨盤の安定性を出すために不安定性の原因となる筋群にアプローチと 骨盤の関節の調整を行って関節の安定性を出す施術 セルフケアとして骨盤底筋群のトレーニング指導
【2回目】 2日後来院、恥骨の痛み少し軽減 状態:反り返り姿勢が軽減 初回と同様の施術と 反り返りによる後ろ重心を正しい位置に促すために姿勢の調整 セルフケアとして腹横筋のトレーニング指導、太もものストレッチ指導
【3回目】 一週間後来院、状態の変化なし、踵の痛みが一番気になる 状態:反り返り姿勢が軽減 引き続き同様の施術と姿勢の調整 セルフケアとしての体幹の運動指導と肋骨を閉じる指導
【4回目】 6日後来院、恥骨の寝返り時の痛みはなし、10分ほど歩くと痛む 踵は歩くときに常に痛む 状態:骨盤の前傾が残る 引き続き同様の施術を行う
【5回目】 8日後来院、恥骨の痛みは違和感に、踵の痛み少し軽減 状態:筋肉の使い方の偏りで下肢外側を使いすぎる状態により、恥骨を不安定にしている 引き続き同様の施術と、恥骨部の関節の安定性をより促す施術 セルフケアとして臀部のトレーニング指導
【6回目】 5日後来院、恥骨の違和感少し減少、踵の痛み 同様の施術を行う セルフケアとして足指の運動指導
【7回目】 6日後来院、長距離歩いても恥骨の痛みなし、踵の痛みが残る 状態:重心のテストで重心がまだ後ろに残る。 腹部を使いやすくするための施術を行う セルフケアとして体幹インナーマッスルの運動指導
【8回目】 6日後来院、恥骨の痛みなし、踵の痛みの頻度が軽減
【9回目】 18日後来院、恥骨の痛みなし、踵は疲労がたまってくると痛む 育児による疲労の軽減のための施術を引き続き行っている。
考察
今回の事例は、妊娠時からの反り返り姿勢によって関節や筋肉に負担がかかった結果起こった事例でした。 妊娠時は大きくなったお腹により重心が偏り、バランスを取ろうとして背中をのけ反らせた姿勢になりやすくなります。 また、産後も育児でお子さんを抱っこする姿勢により反り返り姿勢になりやすくなります。 この姿勢は重心が後ろになり、骨盤や下肢の外側の筋肉が緊張した状態になります。骨盤や下肢の外側が緊張すると骨盤の関節(仙腸関節や恥骨結合)が不安定になり、動作時の恥骨の痛みの原因になります。 また、重心が後ろのために踵にも負荷がかかり踵の痛みの原因となっていました。
姿勢バランスを整えつつ、衰えたり使えなくなった筋肉を活性化することで、 骨盤の関節が安定し、偏った筋肉への負荷が取り除かれて状態を回復することができました。