2019年7月3日 水曜日
膝と腰の痛み|30代女性|産後骨盤矯正
産後によくご相談いただく膝や腰の痛み。今回のケースでは特に股関節の動きによる問題がポイントになっていました。産後は特に関節や靭帯の不安定さを感じる時期ですので、この時期にどれだけケアできるかが、痛みや体型の改善に影響を及ぼします。
膝腰ともに産後から強く感じ始めた。
膝は主に抱き上げや屈伸・前かがみの姿勢で左右の関節に痛みが走る。生活の中で動かす機会が多いので辛い。
腰については、抱っこをする際などに反ると痛む。
母から、歩き方がぎこちない(重心が外に寄って振られるように歩いている)と指摘され、産後の姿勢も矯正しておいた方が良いと感じたので来店。
<検査>
・右重心
・左股関節の可動域制限
・上体の左回旋(ねじれている)
・腹筋群の弱り
<施術>
産後の疲労はもちろんのこと、構造面での問題としては左の股関節の動きが悪く荷重が右ばかりにかかってしまっている状況。
そのあたりの左右差を取っていきながら、産後に弱りやすいインナー系のトレーニングを行いながら回復を目指す。
・股関節の調整
・上半身のねじれを主に腹筋と背部筋肉の調整により整える
・疲労除去のために体液の循環系の調整
・産後の骨盤トレーニング指導
【2回目】
3日後来店。
前回後体は軽くなったが、症状自体は大きく変わらず。
検査における所見は前回同様の状態。
再度前回施術部位のチェックとその他臀筋群の調整。
【3回目】
17日後来店。
帰省などで来店間隔が空いてしまった。
腰の痛みは初診と比べて10→6、7に軽減。
膝の痛みはまだ左右に感じる。
膝も腰も夜間にベッドから起き上がる時に感じやすい。
【4回目】
5日後来店。
腰と膝の痛みはともに10→4、5に軽減。
自覚として痩せていってる感覚があり、産前の体重に戻った。
【5回目】
2週間後に来店。
前回後から徐々に痛みがなくなっていき、現在は日常生活での痛みはほぼ感じない。(ペインスケール10→0)
【6回目】
11日後来店。
変わらず痛みのない状態で過ごせている。
体のベースは前々回の施術で整っており状態も安定してきているため、さらに産後の体型が安定するようにシフトしていく。
産後の方に限らず、股関節に問題があって症状に繋がっている方はたくさんいます。
股関節は球関節と言って、可動域が広く自由度の高い関節です。
その関節が動きが悪くなるということは、それだけ他の箇所への代償の度合いも大きくなるということ。
特に産後は関節や靭帯の緩みが出るなど不安定な時期ですので、早期にケアを行うことが重要です。
【症例】産後の疲れやすさで公園に行くのもしんどい
【症例】産後の腰痛
【症例】抱っこひもによる産後の肩こり
産後の膝と腰の痛みについての解説
利用者
30代女性お悩み
産後の膝と腰の痛みその他のお悩み
産後の骨盤の開き過去に受けていた施術
特になし主な施術ポイント
重心調整、股関節の調整施術内容と経過
<ヒアリング>膝腰ともに産後から強く感じ始めた。
膝は主に抱き上げや屈伸・前かがみの姿勢で左右の関節に痛みが走る。生活の中で動かす機会が多いので辛い。
腰については、抱っこをする際などに反ると痛む。
母から、歩き方がぎこちない(重心が外に寄って振られるように歩いている)と指摘され、産後の姿勢も矯正しておいた方が良いと感じたので来店。
<検査>
・右重心
・左股関節の可動域制限
・上体の左回旋(ねじれている)
・腹筋群の弱り
<施術>
産後の疲労はもちろんのこと、構造面での問題としては左の股関節の動きが悪く荷重が右ばかりにかかってしまっている状況。
そのあたりの左右差を取っていきながら、産後に弱りやすいインナー系のトレーニングを行いながら回復を目指す。
・股関節の調整
・上半身のねじれを主に腹筋と背部筋肉の調整により整える
・疲労除去のために体液の循環系の調整
・産後の骨盤トレーニング指導
【2回目】
3日後来店。
前回後体は軽くなったが、症状自体は大きく変わらず。
検査における所見は前回同様の状態。
再度前回施術部位のチェックとその他臀筋群の調整。
【3回目】
17日後来店。
帰省などで来店間隔が空いてしまった。
腰の痛みは初診と比べて10→6、7に軽減。
膝の痛みはまだ左右に感じる。
膝も腰も夜間にベッドから起き上がる時に感じやすい。
【4回目】
5日後来店。
腰と膝の痛みはともに10→4、5に軽減。
自覚として痩せていってる感覚があり、産前の体重に戻った。
【5回目】
2週間後に来店。
前回後から徐々に痛みがなくなっていき、現在は日常生活での痛みはほぼ感じない。(ペインスケール10→0)
【6回目】
11日後来店。
変わらず痛みのない状態で過ごせている。
体のベースは前々回の施術で整っており状態も安定してきているため、さらに産後の体型が安定するようにシフトしていく。
考察
今回のケースでのポイントとしては、股関節の動きが大きく関わってきていたと考えます。産後の方に限らず、股関節に問題があって症状に繋がっている方はたくさんいます。
股関節は球関節と言って、可動域が広く自由度の高い関節です。
その関節が動きが悪くなるということは、それだけ他の箇所への代償の度合いも大きくなるということ。
特に産後は関節や靭帯の緩みが出るなど不安定な時期ですので、早期にケアを行うことが重要です。
関連記事
【症例】産後にでてきた背中の痛み【症例】産後の疲れやすさで公園に行くのもしんどい
【症例】産後の腰痛
【症例】抱っこひもによる産後の肩こり