肩が上がらない

最近、なかなか肩が上がりりにくくて作業がしにくい・前にくらべて腕が上がりにくくなった・肩を動かすとゴリゴリなる。
などの症状のお困りではありませんか？
今回は、五十肩について、なぜそのような症状が起きるのか　について詳しくお伝えします。

こんな症状でお悩みではありませんか？

・上にあるものを取りたいが肩が重たく感じる

・肩を回すとゴリゴリ鳴る

・腕を上げて作業しているとすぐにだるくなる

・以前に比べて肩が上がりにくくなった

上記のようなお悩みをお持ちの方は結構いらっしゃいます。

ここでは、病院などで特に問題がないと言われた方に向けて肩の上がりにくさについて解説していきます。

五十肩なんじゃ…？

五十肩の検査は病院で受けられますが、基本的には炎症症状に伴う痛みやその後の運動制限により判断されます。

しかし、激しい痛みまでとは行かずとも、なんとなくだるい感じ・痛みはそこまでないがこの角度で肩が詰まるなど、
五十肩以外にも肩が上がりにくくなる症状は確かに存在します。

今回のような肩の症状でお悩みの方は一度整形外科などでの検査を受けられると良いでしょう。

なぜ肩が上がりにくくなるのか？

肩が上がりにくくなる原因については、本当に様々なものがあります。

臨床的によく見られる原因をお伝えしていきます。

・肩の周辺組織の問題によるもの

一番分かりやすい原因ですが、局所に問題が起こることで生じるものです。

例えば、肩関節の靭帯や関節包・関節の歪みなどによるものが挙げられます。

しかし、肩の筋肉をマッサージすることだけで解決するかと言えば、適切な関節や周辺組織の調整も必要となるので注意が必要です。

・肩以外の組織の問題によるもの

これについては各組織の数だけ原因があるため、全ては挙げきれませんが肩以外の問題によるものです。

例えば腰・腕の筋肉が硬くなっていたり、時には足の問題が影響して肩が上がりにくくなったりします。

なぜこのようなことが起こるかというと、筋膜などの結合組織は全身つながっており、一部で起きている緊張によって別の場所に歪みを生むからです。

イメージして見てください。

大きなバスタオルが敷いてあったとして、その一部をつまんで持ち上げるとどうなるでしょう？

そのつまんだ部分だけでなく端の部分も一緒についていくように引っ張られていきますよね。

そのようにして、体の一部（肩以外の部分）で起こっている緊張が影響して肩の組織を引っ張り、上がりにくさを感じているケースがあります。

その他、内臓の不調が原因で引き起こされる関連痛なども存在します。

これら肩以外の問題が影響しての症状は、臨床的に見てもかなり多い症状の一つです。

まとめ

”肩が上がりにくくなる理由は肩以外にあることが多い”ということです。

整形外科などではこれらの問題に対して、画像診断や検査などで問題が見つからない場合、保存的な処置を行うことがメインの治療になります。

本来の原因を探って根本的に改善を目指すのであれば、それらにも対応できる整体や鍼灸のお店に相談をすることも一つの選択肢であると言えます。

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