2018年10月26日 金曜日
妊娠中の膝の痛み
立つ時、座る時、お子さんを抱っこする時など、膝が痛むことありませんか?特に妊娠中は体重が急に増加したり、女性ホルモンにより関節が緩み体を支えられなくなり、膝に負担がかかりやすくなります。その対処法はこちらをご覧ください。
・長時間立っていると膝に痛みを感じる
・子供の抱き上げや物の持ち上げの際にズキッとする
・しばらくあぐらをかいていると膝にくる
・歩いている時に膝がぐらつく感じがする
・朝起きると、しばらくの間歩くと痛い
・作業で膝をつくと痛む
以前、利用者の方の一人がこんなことをおっしゃっていました。
妊娠中は、通常時と体の状態も異なります。
具体的には、ホルモンのバランスの変化が起こります。
妊娠中は胎盤を通して胎児に栄養を送ったりするため、体内の血液量が増える時期です。
妊娠後期になるとお腹も大きくなり、腰が反るなどして体の重心は変化していきます。
それによって下肢の筋肉の過緊張などが起こることで膝の痛みとして現れるケースがあります。
特に、臨床的には膝のお皿周辺の筋肉に問題があるケースが多いです。
冷え、筋力不足、ストレスなどによってもこれらの症状が引き起こされるケースがあります。
まずは、適度に歩くなどして足周りの筋力を弱くしないことです。
骨盤底筋などの強化をすることで膝周りの安定につながります。
例えば、いわゆるお姉さん座り・横坐り、抱っこしたままでの作業、膝をついての作業など
負担のかかる姿勢をなるべく避けることも重要となります。
特に、15分以上の同姿勢での作業は筋膜を固くなり、歪みの原因となるので、できる限り姿勢を変えましょう。
ストレスや疲労が溜まっている状態では、体の回復機能は低下した状態になってしまいます。
体力を消耗しやすい時期ですので、それらが溜まらないように家族など
身内のサポートを積極的に受けることも重要です。
片側だけでなく左右両側に症状を感じたり、手指の関節も同時に痛むケースでは
念のため整形外科などの医療機関を受診されることをオススメします。(血液検査等)
Contents
膝痛が出やすい妊娠期
妊娠中にこれらの症状でお悩みではありませんか?・長時間立っていると膝に痛みを感じる
・子供の抱き上げや物の持ち上げの際にズキッとする
・しばらくあぐらをかいていると膝にくる
・歩いている時に膝がぐらつく感じがする
・朝起きると、しばらくの間歩くと痛い
・作業で膝をつくと痛む
これらは妊娠期に起こりやすい膝の痛みについての症状です。
今回は、妊娠中の膝痛の原因や対処法を解説していきます。
まだ若いのに、膝に痛みが…

以前、利用者の方の一人がこんなことをおっしゃっていました。
「私まだ若いのに膝が痛くなるなんて、おばあちゃんになっちゃった気分です…」
確かに、
CMでも”膝の軟骨成分〇〇が効く!”などとサプリメントについて見かけたりしますが
膝の痛みと聞くとお年寄りが痛くて困っているの
を想像する人も多いようですね。
しかし、今回お伝えする妊娠中の方も決して例外ではないのです。
妊娠中の膝痛の主な原因
・ホルモンバランスの変化
妊娠中は、通常時と体の状態も異なります。
具体的には、ホルモンのバランスの変化が起こります。
妊娠中の体の変化に対応するためにリラキシンというホルモンが分泌されますが
それによって体の関節や靭帯が緩み支えが弱くなってしまうのです。
支えが弱くなるということは、動作時に膝の痛みが出ることは皆さんも想像できるかと思います。
・体の循環不良(むくみ)
妊娠中は胎盤を通して胎児に栄養を送ったりするため、体内の血液量が増える時期です。
それに伴い、体はむくみやすくなってしまいますが、むくみが起こっている状態というのは
筋力の出力が弱くなってしまうということでもあります。
それによって膝周りの組織に負担がかかり、痛みにつながることがあります。
・重心のズレ
妊娠後期になるとお腹も大きくなり、腰が反るなどして体の重心は変化していきます。
それによって下肢の筋肉の過緊張などが起こることで膝の痛みとして現れるケースがあります。
特に、臨床的には膝のお皿周辺の筋肉に問題があるケースが多いです。
・その他の原因
冷え、筋力不足、ストレスなどによってもこれらの症状が引き起こされるケースがあります。
改善方法は?
・筋力強化
まずは、適度に歩くなどして足周りの筋力を弱くしないことです。
骨盤底筋などの強化をすることで膝周りの安定につながります。
・膝に負担のかかる姿勢を取らない
例えば、いわゆるお姉さん座り・横坐り、抱っこしたままでの作業、膝をついての作業など
負担のかかる姿勢をなるべく避けることも重要となります。
特に、15分以上の同姿勢での作業は筋膜を固くなり、歪みの原因となるので、できる限り姿勢を変えましょう。
・疲労、ストレスに注意
ストレスや疲労が溜まっている状態では、体の回復機能は低下した状態になってしまいます。
体力を消耗しやすい時期ですので、それらが溜まらないように家族など
身内のサポートを積極的に受けることも重要です。
関節リウマチによるケースも
出産後は同じような関節痛の症状で稀に関節リウマチに罹っているケースがあります。片側だけでなく左右両側に症状を感じたり、手指の関節も同時に痛むケースでは
念のため整形外科などの医療機関を受診されることをオススメします。(血液検査等)
リウマチが陰性だった場合、施術を行うことで症状の回復スピードが上がりますので
お早めにご相談いただければと思います。