2018年9月22日 土曜日
産後の恥骨痛について
今回は産後の恥骨の辛い痛みについて。骨盤ベルトをして対処している方もおられると思いますが、実はそれだけでは良くならないケースも!?恥骨の痛みが出やすい原因と対策について産後ケアの専門整体院の目線でお伝えして行きます。
・立ち上がる際に恥骨がズキッとする
・抱っこなど、荷重がかかる動作で恥骨が痛む
・咳やくしゃみをすることで恥骨にくる
・恥骨が痛くて寝返りが打てない
など、これらは産後のママに起こりやすいお悩みです。
違和感程度ならまだしも、ひどいケースですと歩行困難や立つことももままならない状態になってしまう方も。
産後にこれらのお悩みを感じておられる方は、早期に適切なケアをすることが必要となります。
恥骨についてですが、骨盤を構成する骨の中に寛骨と呼ばれるものがありますが、それらはそれぞれ腸骨・坐骨・恥骨で成り立っています。ちょうど赤丸のエリアを含む前面に位置する骨が恥骨となります。
恥骨は左右に一つずつ存在しますが、そのちょうどつなぎ目になるのが赤丸で囲われた恥骨結合と呼ばれる部分となります。
今回お伝えする産後の恥骨の痛みについては、骨折や外傷などを除けばほぼこの恥骨結合で起こっている問題による痛みと言えます。
その問題が起こる原因について解説していきます。
・ホルモンの影響
産後の各症状で繰り返しお伝えしていますが、妊娠中から産後にかけては関節や靭帯を緩める作用のあるホルモン(リラキシン)の影響を受けます。
恥骨結合も左右の恥骨をつなぐ関節にあたりますから、このホルモンの影響によって不安定性が増すと荷重がかかったりしたタイミングで痛みを感じやすくなってしまいます。
・筋肉や関節の歪みによるもの
先ほどホルモンの影響での恥骨結合の不安定性をお伝えしましたが、この不安定な状態が続くことで関節そのものの歪みが生まれる可能性も高くなってきます。
関節に歪みがあれば、その周辺の組織にも影響が出やすくなりますから、当然今回のような恥骨の痛みも出やすくなってしまいます。
・物理的な負担の増加によるもの
抱っこや授乳、おむつ替えやお風呂など、先述の骨盤(恥骨周囲)自体が不安定な状態に加えてこのような物理的な負担が増えることで恥骨の痛みが出ます。
・分娩時のダメージ
胎児が大きかったり、母体の骨盤の形状などによっては分娩時に受けたダメージ(恥骨結合の離開・歪みなど)によって恥骨の痛みがでる可能性もあります。程度によっては自然に回復するものもありますが、大きな歪みや問題がある場合は何らかのケアを行わなければ、自然緩解は難しいでしょう。
出産直後しばらく着けていれば良くなるケースもあれば、
局所の問題が深くて骨盤ベルトだけではまかなえないケースがあります。
つまり、骨盤(恥骨)周囲を安静にすることで良くなる時は問題はないが、それで解決しない場合は他の原因に対処する必要があるということです。
骨盤ベルトで骨盤の支持性を高めることはできますが、それだけで恥骨の痛みが良くなる、というのは少しリスキーな考えかもしれません。
産後のホルモンの影響により、恥骨を含む様々な関節が不安定な状態となっています。
それらの環境を整えるために、主に血液循環や子宮・卵巣などの状態を良くしていきます。
当店ではそれらに対応できるように、内臓へアプローチする整体や体液の循環を促す整体を行なっております。
・筋肉や関節の歪みをとる
筋肉や関節に構造的な問題がある場合、直接恥骨に影響がなさそうな部位でも体のバランスが損なわれた時に痛みへ発展することがあります。ご自身で行うストレッチというよりは、専門的に歪みを見てくれるところへご相談されることをお勧めします。
・物理的負担を少なくする
周りのサポートが受けにくい場合でもご自身でできるケアはあります。
例えば、座り方や立ち方などを気をつけるだけでも痛みはマシになります。
横坐りや足を組む、反り腰なども恥骨への負担をかけるきっかけとなりますので注意したいところです。
この際に、骨盤が不安定な状態だと当然物理的負担も増えますから、骨盤底筋のトレーニングなどを行うことで支えを強くすることも重要です。
・産後の疲労を取り除く
分娩や産後の育児による負担で今の辛さに繋がっている人がほとんどです。
整体などで体液の循環を整えたり、内臓疲労を取り除く施術や産後の不安定な骨盤を鍛えるために骨盤底筋のトレーニングをすることも必要です。
産後にこのような辛いお悩みはありませんか?
・歩くたびに恥骨が痛む、歩きづらい・立ち上がる際に恥骨がズキッとする
・抱っこなど、荷重がかかる動作で恥骨が痛む
・咳やくしゃみをすることで恥骨にくる
・恥骨が痛くて寝返りが打てない
など、これらは産後のママに起こりやすいお悩みです。
違和感程度ならまだしも、ひどいケースですと歩行困難や立つことももままならない状態になってしまう方も。
産後にこれらのお悩みを感じておられる方は、早期に適切なケアをすることが必要となります。
そもそも恥骨(恥骨結合)とは?
下の画像をご覧いただければ分かりやすいと思います。恥骨についてですが、骨盤を構成する骨の中に寛骨と呼ばれるものがありますが、それらはそれぞれ腸骨・坐骨・恥骨で成り立っています。ちょうど赤丸のエリアを含む前面に位置する骨が恥骨となります。
恥骨は左右に一つずつ存在しますが、そのちょうどつなぎ目になるのが赤丸で囲われた恥骨結合と呼ばれる部分となります。
今回お伝えする産後の恥骨の痛みについては、骨折や外傷などを除けばほぼこの恥骨結合で起こっている問題による痛みと言えます。
産後に恥骨が痛む原因
産後は上の画像でご説明した”恥骨結合への何かしらの負担や問題”が起きることで痛みが出てきます。その問題が起こる原因について解説していきます。
・ホルモンの影響
産後の各症状で繰り返しお伝えしていますが、妊娠中から産後にかけては関節や靭帯を緩める作用のあるホルモン(リラキシン)の影響を受けます。
恥骨結合も左右の恥骨をつなぐ関節にあたりますから、このホルモンの影響によって不安定性が増すと荷重がかかったりしたタイミングで痛みを感じやすくなってしまいます。
・筋肉や関節の歪みによるもの
先ほどホルモンの影響での恥骨結合の不安定性をお伝えしましたが、この不安定な状態が続くことで関節そのものの歪みが生まれる可能性も高くなってきます。
関節に歪みがあれば、その周辺の組織にも影響が出やすくなりますから、当然今回のような恥骨の痛みも出やすくなってしまいます。
・物理的な負担の増加によるもの
抱っこや授乳、おむつ替えやお風呂など、先述の骨盤(恥骨周囲)自体が不安定な状態に加えてこのような物理的な負担が増えることで恥骨の痛みが出ます。
・分娩時のダメージ
胎児が大きかったり、母体の骨盤の形状などによっては分娩時に受けたダメージ(恥骨結合の離開・歪みなど)によって恥骨の痛みがでる可能性もあります。程度によっては自然に回復するものもありますが、大きな歪みや問題がある場合は何らかのケアを行わなければ、自然緩解は難しいでしょう。
骨盤ベルトをつけると良くなる?
骨盤ベルトを着けると恥骨の痛みが良くなるか、これについては出産直後しばらく着けていれば良くなるケースもあれば、
局所の問題が深くて骨盤ベルトだけではまかなえないケースがあります。
つまり、骨盤(恥骨)周囲を安静にすることで良くなる時は問題はないが、それで解決しない場合は他の原因に対処する必要があるということです。
骨盤ベルトで骨盤の支持性を高めることはできますが、それだけで恥骨の痛みが良くなる、というのは少しリスキーな考えかもしれません。
解消方法
・ホルモンバランスの調整産後のホルモンの影響により、恥骨を含む様々な関節が不安定な状態となっています。
それらの環境を整えるために、主に血液循環や子宮・卵巣などの状態を良くしていきます。
当店ではそれらに対応できるように、内臓へアプローチする整体や体液の循環を促す整体を行なっております。
・筋肉や関節の歪みをとる
筋肉や関節に構造的な問題がある場合、直接恥骨に影響がなさそうな部位でも体のバランスが損なわれた時に痛みへ発展することがあります。ご自身で行うストレッチというよりは、専門的に歪みを見てくれるところへご相談されることをお勧めします。
・物理的負担を少なくする
周りのサポートが受けにくい場合でもご自身でできるケアはあります。
例えば、座り方や立ち方などを気をつけるだけでも痛みはマシになります。
横坐りや足を組む、反り腰なども恥骨への負担をかけるきっかけとなりますので注意したいところです。
この際に、骨盤が不安定な状態だと当然物理的負担も増えますから、骨盤底筋のトレーニングなどを行うことで支えを強くすることも重要です。
・産後の疲労を取り除く
分娩や産後の育児による負担で今の辛さに繋がっている人がほとんどです。
整体などで体液の循環を整えたり、内臓疲労を取り除く施術や産後の不安定な骨盤を鍛えるために骨盤底筋のトレーニングをすることも必要です。