2019年6月11日 火曜日
小学生の頃からの側湾症|10代|女性
今回は先天的な側湾症の例です。先天的なものだと骨格が生まれた時にもう形成されているので、完璧に戻すことはできなくてもこれ以上進行させないことはできます。さらに後天的にできた側湾は筋骨格の要素でなってるものが多く、その部分においては回復の余地があります。
半年後に側弯の検診があるので、その時期を目安に側弯症の進行を抑えたい。右に側弯しており昔から胸郭が狭い。
〈状態把握〉
前屈した時に左右の高低差で判断
左が高く骨盤後傾位。
筋力の弱さやそれによる骨格の歪みがより側弯症を進行させていたと考えます。
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・ストレートネック
・【症例】猫背で肩が前に入る|40代女性|整体
・【症例】椎間板変性症と診断された腰痛・下肢のシビレ|整体|40代女性 【記事作成者 整体太郎と鍼灸花子(吹田市江坂)】

利用者
10代 女性 吹田市在住お悩み
脊柱側弯症その他のお悩み
なし過去に受けていた施術
なし主な施術ポイント
体幹強化、骨盤調整、胸椎施術内容と経過
【1回目】半年後に側弯の検診があるので、その時期を目安に側弯症の進行を抑えたい。右に側弯しており昔から胸郭が狭い。
〈状態把握〉
前屈した時に左右の高低差で判断
左が高く骨盤後傾位。
施術は胸郭の硬さをとるために胸筋などのアプローチを行い
その後大腰筋、大腿四頭筋の緊張をとる。
胸郭の動きが少ないので深く呼吸をするように指導して終了。
高低差が20°ほどフラットに変化。
【2回目】、【3回目】
施術による痛みなし。
起立筋の緊張、下肢の負担を減らすよう施術。体幹の筋力不足のためトレーニング指導。それぞれ片足立ち30秒×3セット
スタビラのプランク30秒×2セット
ただし背中痛めるようなら中止してよいと伝える。
施術後は高低差10°未満に
【4回目】~【6回目】
5回目に片足立ちを1分に増やす。
高低差はほぼフラットだが、やや左に重心がいくのでそこを修正するように左肩甲骨まわり肋椎の硬さをとるように施術。
片足立ちをしながらキャッチボールをするトレーニングを指導。
【7回目】~【10回目】
だんだんふらつかずにトレーニング出来るようになる。
ほぼ高低差もなく重心も安定してきた。
トレーニングは今回の内容のまま継続。
【10回目以降】
あとは検診まで微調整を行いながら施術。
検査の結果。
胸椎1°、腰椎9° 側湾が変化した。
考察
今回は先天的な側弯症でしたが、それ以上に筋力の弱さやそれによる骨格の歪みがより側弯症を進行させていたと考えます。
側弯している脊柱もそうですが、それにより緊張しやすい脊柱起立筋や僧帽筋、棘上筋のアプローチ
ハムや臀筋の緊張をとり体幹を使いやすい状況を作りトレーニングを行ったことで後天的に起こった分の
側湾が元に戻り喜んで頂けました。
自分を支えられる筋力を作っていくことがポイントです。
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